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食事を変えてみんなで健康になろう。食事と健康は多くの人にとって一生切り離せない大事なテーマです。 食べることで体が作られ、その健康状態を維持するための重要な要素もまた食事。毎日の食事から健康になるのが1番ですよね。

感覚の約9割を担う!大事な目の健康に良い食事、悪い食事

      2017/09/08

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起きている間、休むこと無く働き続ける身体のパーツ。その1つが目です。人間は、脳でキャッチする情報のなかの約九割(正確には87%)を視覚から得ているとも言われています。残りを聴覚が半分以上、さらにその半分弱を触覚、嗅覚、味覚が担っているのだそう。それだけ、視覚というのは重要であり、目は大事にするべきものなのです。

目の健康に良い食事、悪い食事と生活習慣

hitomi

高血圧や血糖値、体重などに気を配る方は多いと思いますが、目の健康について考えたことはありますか?加齢とともに視力が下がることはありますが、視野が狭くなったり物が歪んで見えたりすることもあります。そのまま放っておくと最悪の場合失明することも。

そう考えると目の健康について改めて考え直さなくてはいけないですよね。そこで今日は目に良い食事と悪い食事、そして生活習慣についてお話したいと思います。是非実践して頂いて、目の健康を保ちましょう。

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目の病気とその原因

一言に目の病気と言っても、いろんな病気や症状がありますよね。代表的なものを簡単にご説明しますので、ご自身の生活習慣と当てはめてみてください。もし思い当たるものがあったら要注意ですね。

ドライアイ

症状:目の疲れ、かゆみ、乾燥、充血、10秒間目を開けていられない、異物感など
原因:スマホやパソコンの液晶を長時間見ている、まばたきが少ない、ストレス、コンタクトレンズの装用
画面からなるべく目を離すようにしましょう。液晶を見ている時でも意識的にまばたきを。乾燥が気になったらコンタクトは避けるようにし、アイメイクもほどほどにしましょう。涙が蒸発しないために油を出してくれる腺が塞がれてしまいます。

飛蚊症
症状:糸くずのような透明のものが浮かんでいるように見える。明るいところで見えることが多い
原因:体質的なもの、老化、網膜剥離などその他の病気が原因となることも
体質で極軽度のものであれば病気ではありませんので、心配する必要はありません。老化によって酷く気になる場合はきちんと病院へ。

加齢黄斑変性
症状:飛蚊症がある、中心が見えづらくなる、物が歪んで見える
原因:老化、食生活の欧米化、テレビやパソコンを長時間見る
遺伝の場合もありますが、食生活の見直しも必要です。食事に関しては後ほどご説明しますので、参考にしてください。テレビやパソコンも1時間使用したら15分程の休憩を挟むようにしましょう。

白内障
症状:目がかすむ、視力の低下、メガネがすぐ合わなくなる、まぶしく感じる
原因:老化とともに水晶体が濁ることで発症します。早い方では40代で症状が出ることも
喫煙も原因の1つとなります。喫煙は目の健康以外にも害がありますので早めの禁煙を。視力の低下や、現在使用しているメガネに違和感を覚えたら1度受診してみてください。

緑内障
症状:視力の低下、視野が狭くなったり欠けたりする、眼圧が高くなる
原因:冷え性、低血圧、頭痛持ちの方、遺伝など
血流が悪くなることで視神経にダメージを与えてしまうことがあります。冷え性や低血圧は特に女性に多いので注意が必要です。40歳を過ぎたら1年に1度は検査をしましょう。眼圧に変化が無くても緑内障である可能性もあります。

改めて見てみると、どの世代でも目の病気は身近にあるようですね。遺伝や体質によって多少の差はありますが生活習慣や食生活を変えることで予防、改善が出来るかもしれません。これを機に是非見直してみてください。

目の健康に良い食事

食事と目ってあまり関係が無いように感じますが、食べ物は体のいろんなところに作用します。もちろん目にもいろんな効果がありますので積極的に摂取していきましょう。

ニンジン(ビタミンA)
→特にかぼちゃやニラ、小松菜、青じそなどがオススメです。これらに含まれるビタミンAは粘膜を強くし潤いを与えてくれるので、ドライアイに最適です。

キウイ(ビタミンC)
→レモン、いちご、みかん、グレープフルーツなど。抗酸化作用のあるビタミンCは水晶体の酸化も防いでくれるのです。白内障や飛蚊症の予防はもちろん、老眼にも効果があります。マンゴーにはビタミンAも含まれているので、効率的に摂取できそうですね。

アボカド(ビタミンE)
→赤ピーマンやブロッコリーなどの野菜はもちろん、タラやぶりなどの魚にも含まれています。強い抗酸化作用と活性酸素によって細胞を健康的に保ってくれるのです。抗酸化作用といえばアンチエイジングにも効果があるので、女性は特に摂取していきたいですね。

ほうれん草(ルテイン)
→グリーンピースや芽キャベツにも含まれるルテインには活性酸素を取り除き、加齢黄斑変性や白内障の予防になります。目に蓄積されて効果を発揮してくれるので、ドライアイや眼精疲労にもオススメです。ほうれん草には特に多く含まれています。

海藻類(ミネラル)
→牡蠣やホタテなどの貝類や大豆にもミネラルは豊富に含まれています。ミネラルはビタミンCとともにコラーゲンを作り、角膜や網膜の元となる栄養素。ドライアイはもちろん、様々な目の健康には不可欠といっても過言ではありません。イワシやさんまなどの青魚にも含まれていますよ。

総合的に見てみると、洋食よりも和食の方が目の健康に良さそうですね。加齢黄斑変性の項目でもご説明しましたが、やはり食の欧米化は深刻な問題のようです。主食にパンやパスタ、ラーメンばかり食べていませんか?主食はやはりお米、玄米だとビタミンEの量が多いので、和食を中心にすることをオススメします。

目の健康に悪い食事

次は好ましくない食事をご紹介します。失明のリスクを減らすためにも食生活を見直してみてください。自覚症状の無い病気もありますので「気がついたら手遅れだった」ということの無いよう、健康なうちから注意しましょう。

甘いもの
→お菓子やケーキ、または糖質の多い白米の食べ過ぎには注意が必要です。血糖値が上昇し、それが長期間続くと血管を傷つけてしまいます。網膜症の原因となりますので、甘いものは食後に。もしくは控えるようにしましょう。

肉類などの脂っこいもの
→卵黄やビールなども気をつけましょう。血圧やコレステロールが高くなると、角膜や目のレンズの働きが弱くなります。眼精疲労や視力低下、老眼の原因にも。

乳製品
→牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの食べ過ぎには注意を。1日コップ1杯程度、チーズもワインのお供に少々食べるぐらいでしたら問題ありません。乳糖が分解され、それが水晶体に蓄積することで白内障の原因になるといわれています。

目に悪い食べ物は、良い食べ物よりも数が少ないですね。ですが甘いものや脂っこいものはついつい食べてしまう、という方も多いのではないでしょうか?極端に食生活を変える必要はありませんが、健康なうちから気をつけることが大切です。また、現在目の症状が気になっている方も是非試してみてください。何より続けることが大切ですので、たまには息抜きしてくださいね。健康な目でいつまでも素敵な景色を見られるよう頑張りましょう。