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アレルギーを改善させるといわれる食べ物・飲み物

      2017/09/08

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「アレルギー」には、花粉症や気管支ぜんそく、食物アレルギーなど様々な種類があり、環境やストレス、遺伝要因によって引き起こされるなど、アレルギーの原因は多岐にわたっています。

今回は、食材のもっているタンパク質が原因で引き起こされてしまう食物アレルギー以外のアレルギーについて、どのような食べ物が改善に効果的なのかを解説していきます。

もちろん、たくさん食べたから症状が改善されるというものではありませんが、食事を選ぶ際にはなるべくここで紹介するような食材を選び、少しでも症状が改善されるように、積極的に献立に取り入れてみてくださいね。

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アレルギーとは?

アレルギーとは

アレルギーは、反応症状が現れる時間と性質などにより1型アレルギーから4型アレルギーまでの4種類に分類されています。1型アレルギーから3型アレルギーは抗体(IgE 抗体)が血液により運ばれ、4型は細胞(T細胞)と抗原による反応により症状が発症。

アレルギー反応が現れる時間は1型から3型が早く、1型は15分から20分で反応が見られる「即時型」と呼ばれています。

それに対して3型は3時間から8時間の間で「遅発型」と呼ばれ、4型もこの遅発型に分類されますが、さらに反応が現れるのが遅く1日から3日と時間がかかります。

アレルギーの代表的な種類

アレルギーの種類

アトピー性皮膚炎

小さな子供さんを中心に多いアレルギー。かゆみや湿疹や肌の黒ずみとして現れます。子供のころのアトピーは早めに治っていくことが多いものの、最近では成人になってから悪化することもあるとのこと。

このアレルギーは、家族にアレルギー有症者がいたり、IgE抗体が作られやすい体質の人が発症しやすくなります。

気管支ぜんそく

喘息の患者数は日本で400万人を超えています。

車からの排気ガスや工場の排煙などによる大気汚染、食品や住宅建材などの化学物質、年々問題になっている長時間勤務による過労やストレスが増えたこと、など喘息を発症させる要因は様々なことが考えられます。

ストレス性の場合は、十分に睡眠をとって、上手に心と体を休めてあげることが一番のお薬です。

なお、季節の変わり目で気温差が大きくなるときや、雨の日など天気が悪くなると喘息が悪化する人が増えるので、その時期を意識しておくだけでも、心構えとなって予防するのに役立ちます。

アレルギー性鼻炎

花粉症などもこのアレルギー性鼻炎の一種ですが、主な症状としてはくしゃみや鼻水、鼻づまりです。風邪を引いたわけでもないのに、このような症状が出てきたら、アレルギー性鼻炎を疑ったほうがよさそうです。

このアレルギーを引き起こす原因となるのは、花粉や室内のほこり、カビなどがあげられますので、空気清浄機などを上手に使って、室内の空気を清潔に保てると、症状の悪化を少しでも防ぐことに役立ちます。

アレルギーを改善させるといわれる食べ物・飲み物

アレルギー

続いて、アレルギーを改善されるといわれる食事・食品を紹介します。身近な食品も多いので、食事に取り入れてみて下さい。

乳酸菌

乳酸菌には、抗アレルギー作用がありますので、積極的にとるのがおすすめで、乳酸菌が豊富に入っている食材は、ヨーグルトや、ぬか漬けお味噌などです。

朝食にヨーグルトと好きな果物を混ぜてたべたりすると、果物の酵素も一緒にとれて朝からパワフルになりますよ。

その他、なるべくお味噌汁を献立に入れるようにして、お味噌汁を飲むことを習慣にしてしまうのがオススメです。

また、ぬか漬けだけでなく、キムチなどの乳酸菌が豊富です。キムチはうどんや豚肉と一緒に炒めてキムチ焼きうどんも手軽に作れます。ただし、唐辛子などの刺激物はアレルギーに悪影響である場合もありますので、辛味の少ないものを少量がよいでしょう。

納豆やキノコ

納豆キノコには、アレルギー免疫異常を改善する効果があります。

アレルギーが起きるには、アレルゲンが体内に侵入した際に、アレルゲンから身を守ろうとする抗体が過敏・過剰に働きすぎ免疫異常となりますので、その免疫異常を改善してくれるこれらの食材は積極的に摂取するようにしましょう。

納豆はそのままごはんにかけて納豆ごはんにしたり、納豆やなめこなどを使用したネバネバ丼を作るのもおすすめです。

ネバネバ系の食材は、ほかにもおくらめかぶなどがあり、これらには頭痛を和らげる効果や、胃の粘膜を保護をする役割もあり、バランス良く体の健康を整えてくれます。

キノコを少しオシャレに食べたいときは、好きなキノコを刻んで、オリーブオイルで煮たキノコのアヒージョを作るのも簡単。ワインのおつまみに一品添えてみてはいかがでしょうか。

キャベツなどの野菜類

お肉のタンパク質は、なかなか分解されにくいので多くとるのは避けてほどほどにし、キャベツなどの食物繊維たっぷりの野菜をたべると、胃や腸の働きがよくなります。

アレルギーは、アレルゲンとなるタンパク質が体内にあっても、胃で正常に分解され、腸で不必要に吸収されなければ反応は出ないといわれていますので、日頃から胃腸の調子を整えておくのが安心です。

キャベツの千切りや、野菜炒めにキャベツをいれるなど、様々な料理にマッチする野菜なので、是非日々の献立に取り入れてくださいね。

分解されやすいタンパク質を

アレルギー症状を改善するには、「分解されやすいタンパク質」を摂るように心がけましょう。

お肉には多くのタンパク質が含まれておりますが、魚のタンパク質よりも分解されにくく、アトピーの患者さんが肉を食べることで症状が悪化してしまうということも。魚よりもアレルギーを悪化させにくいといわれているのは植物性タンパク質です。

肉よりも魚、魚よりも植物性タンパク質を選ぶようにしましょう。

アレルギーの効く食事

アレルギーを引き起こすメカニズムのすべてが解明さえているわけではありませんが、食生活の見直しによる体質改善により、アレルギー症状が改善されるのも事実です。

日頃から、アレルギーの改善に効果的な食材を意識して食べておくことで、アレルギーに強い体質づくりにつながります。

また、洋食よりも和食をメインにした献立にしておくと、和食のほうがアレルギー改善に役立つ食材が多いため、アレルギー改善に役立ちます。

洋食メインだった方は、パン派からお米派に切り替えるなど、取り組んでみてください。

なお、今回紹介した食材は、料理に時間をかけなくてもすぐに口に入れられる食材ばかりです。是非、日頃から食べてみるのをおすすめします。