欧米人よりも日本人は要注意!内臓脂肪と糖尿病。
2017/09/08
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映画なんかを見ていると、海外の人って筋肉質でかっこよいな…とか、女性はボディにメリハリがあって羨ましいとか、そんな風に思わず思ってしまいます。
食事で変る!日本と欧米の違いって何?
同じ人間ではあるものの、その育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない・・・ではなく、体質や体格、健康問題などは違くて当然。今回は、そんな違いの中でも、気になる健康問題について調べてみましょう。テーマは、欧米人よりも日本人のほうが気をつけないといけないアレコレ・・・です。
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日本人は欧米人とくらべて内臓脂肪が溜まりやすい
一昔前までは、日本人は米中心の食生活でした。季節によって取れた野菜を煮たり、漬け物にしたりして食べ、朝ごはん、昼ごはんは、野菜以外に副菜として、たまには贅沢な感じでタラコや塩鮭をおかずにして食べ、夕食に時々、魚を焼いたり煮たりしてご飯を2杯、3杯、それが普通の食生活でした。
日本人は太古の昔から米、野菜中心の食生活だったため、食物繊維の多い野菜を消化するために腸の長さが欧米人より長くなっているといわれています。
なぜかというと、米や野菜の食事には、それらを醗酵させて分解しなければ栄養として吸収されないからで、長い間の粗食で、少しの食物でも栄養を溜め込むことができる身体に自然と進化していったと考えられます。
欧米人は土地柄、牛、豚、鶏などを飼って飼育し、主食としている肉食中心の食事のため、腸が短くなったのです。
肉は身体に入ると、すぐ腐敗が始まるので、早く身体から排出しなければならない必要があり、その為に腸が短くなっているのです。牛乳も水代わりに飲むのは、日本のように水がよくないためで、牛乳も身体に入ると腐敗が早まるので腸が短いお陰で、腐敗する前に体外に出て行きます。
それが近年、日本人は肉を多食するようになり、米や野菜を消化するのに適した腸が、肉のあまりにもの高カロリーのため、
消化能力の限界が来て、色々な病気を引き起こすようになってきました。
先ず、内臓脂肪が溜まりやすくなります。特に脂身の多い肉は要注意です。ステーキにしても、トンカツにしても口にとろりと、とろける脂身は美味しいですね。牛の霜降り肉、たまらないです。でも、身体に付着しやすいラードがどんどん内臓に溜まっていきます。また動物性のバターはカロリーが高く、ついパンに多く塗ってしまいがちです。焼き鳥など炭火で焼くのは、少しでも油を除くために良い方法なのです。
そのような動物性の肉を毎日のように食べていると、長い腸のために腸内で腐敗がおこり、大腸がんなどが増えてきています。いくら腸が短いといっても、肉を主食として食べていれば、何か問題が起こるのではと思いますが、欧米人、特にアメリカ人には肥満の問題が大きくなっています。肥満のためにかがむ事もできず、靴の紐などは結ぶ事もできないほどで、我々には考えられないほど太ってきます。日本人はあれほど太る前に、まず胃腸を壊してしまいますね。
欧米人より糖尿病になりやすい
現代の先進国は、あまりにも食生活が豊か過ぎて、食べたいものは手軽に食べられます。しかしそのような食生活は必ずといっていい程、病気の原因となる可能性があります。
日本人は欧米人に比べ、インスリンの分泌が半分も低く、倹約遺伝子は逆に多く持っているといわれています。インスリンは血糖を下げる働きをしますが、肥満を促進してしまう作用があります。欧米人は、相当肥満にならないと、糖尿病になりません。相当肉類、糖質を毎日取らないと、糖尿病にはなりにくい体質なのです。それでも糖尿病が多いのは、肉の他に甘いものを信じられないほど取ります。食後に必ずデザートが出ますし、その量と、特にその甘さには日本人には理解できないほどです。ちゃんと健康を考えて食事をしている欧米人は、太ってもいないしデザートなどもほんの少ししか取りません。
日本人は肥っている人が少ない割に、糖尿病が多いのは、体質的に欧米人より疾患しやすのです。
日本人の肉食、糖質食は、急激に始まったので、体質もそうすぐには進化できず、少しの量でも糖尿病になる可能性があります。肉や、甘いものは美味しいので、昔の米、野菜食だけにするのは残酷ですね。それなら量を減らして、良く身体を動かし、代謝を良くして、身体にためないようにしましょう。野菜を多く取って、腸のお掃除をし、腐敗物質を早く出すよう毎日の食生活をちょっとだけ変えても、それだけ健康を促進できます。
糖質制限ダイエットなども流行っていますが、くれぐれも肉だけ食べて、米やでんぷん質を食べない・・・という極端な食生活になる事のないようにしたいものです。