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白湯の驚くべき健康効果とは!?本格的な作り方も紹介!

      2017/09/08

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白湯の驚くべき健康パワー

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答えは“お湯”です。厳密にはお湯ではなく、“白湯”です。白い湯と書いて“さゆ”と読みます。この「白湯を飲むこと」が身体にとって驚くべき効果がいくつもあります。

さて、この白湯なぜ、わざわざ白湯とお湯と区別する必要があるのか。お湯も白湯も一緒のことでしょ?!と思われている方も多いことでしょう。実は私も理由を知るまではそう思っていた一人でした。ではお湯と白湯は何が違うのか…を次にお伝えします。

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お湯と白湯の違いは?!

まず、「お湯」は水を沸騰させたものをいいます。それに対して「白湯」は水を沸騰させ続けてから飲めるくらいの温度(約40℃~50℃)まで冷ましたものをいいます。“湯冷まし”とも呼ばれています。一度沸騰させることにより水道水のカルキ臭がとび、口当たりも柔らかくなるのが特徴です。沸騰させるまでは同じですが沸騰させてからの工程が違うことで違うものを指すことがお分かりいただけましたか?この白湯の沸騰時間も実はポイントがあるようですがそれはまた後ほどお伝えしますね。

白湯の健康効果とは?

私が白湯を飲むと身体にいいと知ったのは今から十数年前です。当時、雑誌のモデルさんや芸能人などが白湯を飲んでいるという特集などがありちょっとしたブームになりました。ブームにのって当時の私もしばらく飲んでいました。というより今も忘れた頃にふらっと寝る前だったり、朝だったり気が向いた時に白湯を飲んでいたりします。前置きが長くなってしまいましたが、それから月日が経ち、再びじわじわと世間では“白湯ブーム”がきているというので、当時の私の様子を含め今回は“白湯の魅力”をまとめてみたいと思います。

白湯を飲む習慣はこんな症状のかたにおすすめ!

まず、“白湯を飲む習慣”を特にオススメする人は次のようなかたです。

不整脈

  • 肌トラブルを抱えている人、肌トラブルが起きやすい人
  • 季節を問わず年中冷え性
  • ダイエットしたい!または、太りやすくなった
  • 身体がだるくて疲れやすい
  • 質のよい睡眠ができていないと思う、寝ているはずが眠くてしかたない
  • 風邪をひきやすい
  • イライラすることが多い

今、一つでも思い当たることがあった方は今から“白湯を飲む習慣”始めどきです。

続いて、白湯の魅力である健康効果について見てみましょう。

①新陳代謝がUPすることにより体質改善

突然ですが、あなたのお腹は冷えていませんか?衣服の上からではなく直接お腹を手のひらで触ってみてください。お腹がひんやりする方は要注意!お腹というより内臓が冷えている証拠なのです。内臓が冷えているという事はそれだけ基礎代謝も落ちています。一般的に内臓の温度が1℃ UPすると免疫力が約30%上昇するといわれています。

さらに、基礎代謝も約10%~12%UPするといわれているので、それだけ脂肪燃焼がされやすい身体になります。たった1℃でこんなに免疫力や基礎代謝がUPするなんて驚きですよね。つまり、痩せやすい体質に改善されるということはダイエットにもおおいに期待ができるということになります。

②冷え性改善、内臓疲労の回復

先ほどお伝えしたように白湯を飲むことによって胃や腸が温められるので新陳代謝がUPし、その結果身体に熱が作られます。身体の芯から温めるので冷え性の改善や夏の冷房で冷えてしまった時にも効果的です。胃腸が弱っている方や飲み過ぎてしまった方などにもオススメです。

③デトックス効果

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私が白湯を飲み始めて一番はじめに感じた身体の変化が実はこのデトックス効果でした。
お湯で手や体を洗うと汚れがよく落ちてさっぱりしますよね。それと同じように白湯を飲むと内臓の汚れもきれいに洗い流してくれます。その結果、利尿効果が高まり体内の老廃物もきれいに体外に出るので肝臓や腎臓の働きはさらに活発になります。
老廃物が原因で発生していた毒素も体外に排出されるので、便秘の解消やむくみ取りもできることになります。白湯のデトックス効果はかなり高く効果的です。

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④味覚の変化

私たちの食生活の中で辛い、すっぱい、甘いなどの味覚があることはむしろ当たり前の日常になっています。味付けもついつい濃いくちに慣れてしまっている毎日…。そんな中で私が白湯を飲み始めた当初は、味のしないまっさらな白湯を飲むのはむしろ少し苦痛なくらいでした。しかし飲み始めて1週間くらい経つ頃には、白湯を飲むことにもすっかり慣れむしろ白湯本来の甘みのようなものを感じられるようになりました。これはあくまで個人的感想ですが、白湯を飲み続けることにより、舌もキレイに洗われ味覚が飲み始める前よりもクリアになったのではないかと思います。温かい飲み物だったら白湯じゃなくてもお茶などでもいいのでは?と思われる方もみえるかもしれませんね。お茶でも悪くはもちろんありません。ただ、お茶の中にはカテキンなどの成分が含まれているので、どうしても胃腸などが消化をしようと頑張りすぎてしまうようなのです。白湯はその点、いろいろな成分が含まれているわけではないので身体に浸透しやすく負担も少ないというわけです。温かいお茶でも老廃物を洗い流せますが、洗浄力が一番強いのはやはりお茶などではなく白湯がベストなのです。

⑤肌トラブルの改善、美肌

これはすぐには実感できないかもしれませんが、まず代謝がUPするとお肌も活性化されます。白湯により身体が温められるとポカポカしてくるので質のよい睡眠もとれるようになります。美肌にとって、睡眠と水分量はとても大事なので、身体の中から改善されることにより結果、肌トラブルが改善され、美肌にもなれるという身体にとってもお肌にとってもいい循環が出来上がります。もしも、白湯を飲み始めて、“あれ?なんだかお肌の調子がよくなってきた!!”と感じることが出来てきたら、白湯効果が身体中に現れてきているといってもいいかもしれません。

白湯を飲む時の量やタイミング

どのタイミングで白湯を飲むのが良いのでしょうか?また、白湯を飲む時にどんなポイントを意識したら良いのでしょうか?

いつ飲めばいいの?

基本的には一日3回~4回、朝、昼、夜に分けて飲みます。
まず朝は、“朝起きてすぐ”がいいといわれています。実はこの“白湯を飲む”というのはインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」のひとつとして始まったとされています。朝一番に白湯を飲むことで、身体をゆっくり目覚めさせ血行を良くし、内臓を活発にさせる働きがあります。朝ご飯を食べる30分前には飲んでおいたほうがいいそうです。昼や夜は食事をしながら飲むと効果的です。夜寝る前に飲むこともオススメです。身体の中から温まるので手先、足先が冷えて寝付きが悪い方もポカポカしてくるので質の良い睡眠に入ることができます。

白湯の量はどれくらい飲めばいいの?

一日に800mlまでが限度です。だいたい1回160ml~200mlだとしてだいたい4杯~5杯程ですね。飲めば飲むほど良さそうな気もするのですが、先ほどもお伝えしたように白湯には高い洗浄力があるので、飲み過ぎてしまうと腸内の必要な栄養分まで洗い流してしまうそうです。また、白湯は身体に吸収されやすいので飲み過ぎるとかえってむくんでしまうこともあるそうです。飲む時は、一気に飲んでしまうのではなくゆっくりと10分~20分時間をかけて飲むことがポイントです。

アーユルヴェーダに則った本格的な白湯の作り方

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沸かして冷ますだけ!の白湯ですが、実はきちんと作り方があるそうです。どのような作り方がベストなのか見てみましょう!もちろん、普通に沸騰させて冷ますだけでも大丈夫かと思います。

①やかん(鉄製だとベスト)に水を入れ、蓋をせずに火にかける。
②沸騰したらそのまま10分かけ続ける。
③火を止め、カップに注ぐ。
④50℃前後に下がるまで待ってから飲む。

白湯の始まりはインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」と先ほどもお伝えしましたが、「水」「火(火にかける)」「風(蓋を外し空気を入れる)」の3ステップが、身体の中の毒素を出していくという考え方が元になっているといわれています。「火のエネルギー」は人間が生きていくうえでは絶対条件の一つと考えられているので、電気ポットや電子レンジではなく、ガスの火を使うことがオススメです。もちろん、アーユルヴェーダにのっとれば…の話ですので、気にしすぎる必要はありません。

沸騰してもそのまま10分かけ続けることで「風のエネルギー」を取り込むという意味があります。お湯が内臓の汚れをキレイに押し流してくれると考えられています。そのため、沸騰したらやかんの蓋を開けた状態で火を止めずに10分待ちます。
50℃前後まで待つ時に水で薄めるのはエネルギーのバランスが崩れるとされているので絶対NGと言われています。このようなことから、できる限り火にかけ沸騰させて白湯を作る方法が一番ベストだと思います。もちろん、どうしても時間のない時などありますよね。そんな時はレンジや電気ポットでもありです!!続けることが何より一番大事なこと。
なので無理のない白湯習慣が続くといいですね。

まずは1週間!白湯を続けてみましょう!

いかがでしたか??今回は、白湯のさまざまな効果をまとめてみました。たかが白湯。されど白湯。コストがかからず思い立ったその日から始めることが出来ます。どうですか?魅力的ではないでしょうか…。始めは飲みにくいと感じるかもしれません。私は1週間もすれば、全く嫌ではなく自然に飲めるようになりました。少しずつ現れる自分の身体の変化に嬉しくなりました。身体が軽く感じ、朝の寝起きもよくなったように感じます。

今日から飲み始めてまず3日、そして1週間。少しずつあなたの身体に変化がみられることでしょう…。この記事を読んで少しでも多くの方に興味を持っていただけたら幸いです。