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食事を変えてみんなで健康になろう。食事と健康は多くの人にとって一生切り離せない大事なテーマです。 食べることで体が作られ、その健康状態を維持するための重要な要素もまた食事。毎日の食事から健康になるのが1番ですよね。

ハーブで健康!効果効能を知って毎日の食事に賢く使おう!

      2017/09/08

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外食した時、料理の上や横にそっと添えられているハーブ。緑のハーブが添えられていると見た目が色鮮やかで食欲が上がりますね。幅広い料理とともに添えられて出てくることが多いですがあなたは料理とともに添えられてきたハーブをどうしていますか?一緒に食べていますか?それとも、そっとお皿の横に残しますか?

無意識にバジル、パセリやミントなどを料理から外している姿…よく見かけるような気がします。

そんな私自身も今までそっと料理から外してきてしまった一人でした。あの料理に添えられてくるハーブはいったい何の為なのでしょう。確かに料理に添えられてくると、味も香りも見栄えもUPして食欲が湧く気がしますがただ味や見栄えを良くするためだけなのでしょうか?

添えられている普段脇役に成りがちなハーブは香りや味、彩りの役目ももちろんありますが実はハーブにはそれだけでないすごい効果があるのです。

今回はハーブの魅力についてまとめていきたいと思います。今まで料理からハーブをそっと外してきたそこのあなた…ひょっとしたら今日からあなたの中のハーブの価値観が変わるかもしれません。

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ハーブの食事健康効果

まず“ハーブ”とはどのような植物をさすのでしょうか?
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ハーブは英語で「草」「草本」を意味します。

由来はラテン語で、もともと茎の柔らかい植物をさしたと言われていますが、今日では“タイム”や“ラベンダー”、“ローレル”などの木質化した茎をもった木も含まれています。

ハーブは使い方が柔軟で、例えば“バジル”“パセリ”“ミント”“クレソン”などその種類は豊富で、効果効能も幅広いので自分の好みに合ったハーブを生活の一部に取りいれている方が以前よりぐっと増えてきているようです。

それはハーブについてのあるアンケートでも一目瞭然で“ハーブを使った料理に興味がありますか?”に対し、“興味がある”と答えた人はなんと“94%”と90%以上の方がハーブに興味をもっていることからもお分かりいただけるかと思います。

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また、“では実際にハーブを料理に使いますか?”という問いに対して“よく使う”は“14%”、“たまに使う”は“57%”と全体の半数以上の方がハーブを料理にも使っているという結果でした。ハーブは生活の一部となり身近なものとして定着していることが分かります

意外だと思われるかもしれませんが、実は“ワサビ”“山椒”“シソ”“みょうが”“からし”など、昔から日本の食文化を育んできた物も、ハーブの一種といわれています。
“ハーブ”と一言でいっても実に幅広いですよね。

ハーブのルーツ ~世界編~

さて、先ほど、ハーブは昔の日本の食文化を支えてきたとお伝えしましたが、いつ頃から人々はハーブと深く関わるようになったのでしょうか?

まずは世界のハーブ事情をひも解いていきましょう。

ハーブの歴史を遡ること、およそ紀元前5000年頃には、ハーブが身体に良いとした記録が残っているようです。

古代エジプトでは、ピラミッド建築にガーリックを使用したという記載が残っています。

それは、ピラミッド建設にあたり労働者が大量のにんにくを食べていたという記述です。

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それは何より体力勝負のピラミッド建設において体力をつけることが最も重要で強壮目的でにんにくが使われていたようです。

強壮効果に“にんにくを食べること”は現代の私たちの食生活と変わりませんよね。また当時の古代エジプトでは病気が悪魔の仕業と信じられていて、ハーブは“神様から与えられた魔法の薬草”とされていました。

さらに古代エジプトでは、ミイラ作りの防腐剤としてもハーブは欠かせないものになっていました。

防腐剤として使用されていたハーブは、主にクミン、マジュラム、シナモン、クローブ、アニスなどが使われていたとされています。

古代ギリシャ・ローマ時代には、人々が風呂にハーブを入れるなどして親しみその薬的効果に注目を集め研究が進められたようです。

その結果、風邪や頭痛、胃腸病、婦人病、打ち身や外傷などの治療にも効果を発揮したそうです。

さてここで突然ですが、“ハーブガーデンの始まり”は中世の時期だったといわれていますが、ハーブガーデンの始まるきっかけは何がもとではじまるきっかけになったでしょうか??

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実は、中世の時代、今のように医師という職種の人がはっきりいたわけではなく修道士が医師の役割も担っていました。

そこで修道院の中に薬草園を作ったのがそもそものハーブガーデンの始まりだといわれています。医師のそばでハーブを栽培することができれば効率的ですよね。それだけハーブが薬の役割として当時の人々の役目を果たしていたということでしょうね。

ハーブのルーツ ~日本編~

日本のハーブの歴史を調べてみると、なんと現存する日本最古の歴史書の「古事記」(712年)には、しょうが又は山椒を指す“ハジカミ”“にんにく”の名前が出てきます。

「東大寺正倉院文書」の中の正税帳(734年)には胡麻子(ごま)、「延喜式」(927年)には干薑(乾しょうが)や芥子(からし)、「本草和名」(918年)には山葵(わさび)なども登場しました。いわゆる日本ならではの“和風スパイス”“和風ハーブ”というものです。
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あの聖徳太子が薬草を利用した現代の病院なるもの(施薬院)を四天王寺に建立、山城に薬草園を作ったとされています。

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日本は和風ハーブが古くから暮らしの中に溶け込み役立ってきました。

例えば冬至に入る柚子湯など、身近な自然のハーブをお風呂に入れて浸かる「薬湯」文化は平安時代の文献にも出てきますし、鎌倉時代にも流行っていたそうです。また、無病息災を願い端午の節句に入る菖蒲湯や“土用のうちに桃の葉湯に入ると汗疹が治る”は昔からの言い習わしだけではなく、実際にハーブに含まれる成分が保温・発汗・リラックス効果といった単に入浴して清潔にするだけではなくそれに相乗効果をもたらし様々な症状を的確に改善してくれるからこそ今日まで言い伝えられてきているのではないでしょうか。

さて、少し余談ですが、日本で初めてハーブガーデンを誕生させた功労者とされる人物はいったい誰でしょう??

それはなんと織田信長といわれています。1568年に信長はポルトガル宣教師に伊吹山のとある場所に薬草を栽培するための土地を与えたそうです。

宣教師はヨーロッパから薬草3,000種類を移植したとの記録が残っています。

織田信長がハーブを広めた功労者だったなんて少し意外な気がしませんか?

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ハーブの用途は「料理」と「薬用」

さまざまな用途があるハーブですが、大きく分けて主に3つに分けることができます。ひとつは「薬用」そしてもうひとつは「料理用」です。

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薬用は健康維持や病気、傷などの治療に使われる薬草で、料理用は芳香や刺激性があり、食べ物の香りづけをして食欲を促進させる香辛料です。

料理の香りや味付け、ドライフラワーポプリ香料や染料など目や嗅覚で楽しみ、生活を豊かにする使用目的のほか、薬や祭りごとなど生活のあらゆる場面に欠かせない存在となっています。

料理とハーブ ~ 世界編 ~

広い世界では、地形や気温もさまざまでその土地ならではの事情でスパイスやハーブが使われてきました。

ヨーロッパは国土も広いので食料を遠くまで運ぶ必要があること。そして冬に食物を確保する必要があったので腐敗を防ぎ“保存”のためにスパイスが使われてきました。

また、肉類の臭み消し、香り付けにスパイスやハーブが使うことが主流となっていきました。

また、高温多湿のインドや東南アジア諸国などは暑さのために食欲不振になりがちな日々の中でさまざまな香りや抗菌作用のある辛味スパイスが注目され多くの種類が大量に消費されてきました。

料理とハーブ ~ 日本編 ~

日本はそもそも四季があり豊かな自然に囲まれた島国です。昔から新鮮な海の幸や山の幸を比較的簡単に手にすることができたので、保存や強い香り付け、消臭効果を必ずしも求める必要がありませんでした。

そのため、比較的素材そのものをありのままに活かすような調理法が一般的でした。例えば、素材の良さを生かした刺身や寿司などもそのひとつといえるでしょう。

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ですから日本料理のスパイスは新鮮で味が比較的淡白な素材にメリハリをつける程度に少量を添えるような使い方、いわゆる“薬味”として使われる方法が多いのです。

日本のハーブの特徴は大きくわけて3つ。

1つは薬味として使うことが多いので、数多くのスパイスの必要がなくさらに何種類かのスパイスを組み合わせて使うことも比較的少なかったことです。

2つめは、日本のハーブの多くが辛さを伴っていることです。

そして3つめは、海に囲まれ川が流れる日本では、古くから魚介類を親しんできました。ですから、先ほどお伝えしたように刺身や寿司など日本の食文化を代表するものが発達し、魚の生臭さを消し、淡白な食材を引き締めるために日本独自のハーブが一層促進してきたのです。

そんな和風ハーブが主流の中、お茶を飲む習慣が身についている日本は、太平洋戦争後、世の中が豊かになるにつれて嗜好的なお茶として西洋ハーブを使ったハーブティーなどが世間に広まっていったようです。

香りや味だけでない!ハーブの効果効能

ここからは、各ハーブの効果効能を紹介したいと思います。

★ローズマリー★

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ローズマリーには以下のような効果効能があります。

【老化を防ぐ効果】

ローズマリーは「若返りのハーブ」とも呼ばれてきました。ローズマリーの葉から抽出される“ジテルペン”は酸化物の生成や脂質過酸化も抑える働きがあります。また、“カルノシン酸”は、酸化物ストレスから生物組織を保護する働きもあるので、体のさびつきや、動脈硬化を予防できるといわれています。
細胞の老化防止をする抗酸化作用があるので、ハンガリ-の女王を若返らせたという伝説も残るほどだそうです。

【情緒安定をさせる効果】
ローズマリーの香りは、葉や茎に含まれる精油成分です。この香りは、頭をスッキリさせるので記憶力や集中力を高める作用があるといわれています。強壮薬、刺激薬としても使われてきました。また、刺激的な香りは、神経を刺激して脳の働きを促し、精神を高揚させ、軽いうつ病を緩和する効果もあるといわれています。気分が晴れやかにして精神を安定させ、神経系の調和をとる働きもあります。

【体調のバランスを整える効果】
ローズマリーの中に含まれる“ジオスミン”というフラボノイド類の成分には血管を丈夫にし、血行促進、新陳代謝を良くする働きがあります。また、ローズマリーには、胆汁の分泌促進の働きがあるので、食欲不振や消化不良の時には体調を整えてくれます。先ほど、若返りのハーブともお伝えしましたが、ローズマリーのオイルはトリートメントとして使うことで、フケ防止になり、頭皮の血液の流れを促進し、活性化することで、育毛にも効果があるといわれています。また、ローズマリーは化粧品にも使われていることが多いです。それは、肌の毛穴を引き締める効果があるためです。特に、脂性肌の方のケアにオススメだといわれています。

【花粉症の緩和】
ローズマリーには“ロスマリン酸”という主成分があり、抗菌作用や抗ウイルス作用があるので花粉症の症状を緩和してくれる働きがあります。

【防虫効果】
部屋の飾りにリースやサシェにしてクローゼットや玄関などに飾ると防虫効果にも効果を発揮してくれます。
ただ、妊娠中の方、そして高血圧の方には使用に十分注意してくださいね。

【ローズマリーの効能】
強壮、血液循環、血行促進、消化促進、抗酸化、抗菌、発汗など。

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★カモミール★

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カモミールは、“母の薬草”と呼ばれており、効き目が穏やかなマザーハーブだといわれています。ヨーロッパでは古くから民間薬として親しまれてきたハーブです。リラックス効果は抜群で、ハーブティーとしても利用されとても有名なハーブのひとつです。
【鎮静効果】
鎮静作用があるので腹痛や胃痙攣、頭痛、歯痛、神経痛、また月経痛などの諸症状を緩和する効果があります。月経前の緊張や更年期障害にも効果があるといわれています。体内の平滑筋という筋肉の中つまり組織そのものを落ち着かせる作用があるといわれています。カモミールには、“アズレン誘導体”という物質が含まれており、胃の粘膜を修復して丈夫にすることで、消化機能を正常な状態にしてくれます。過敏性腸症候群や胃潰瘍などのストレスからくる症状にはとても有効的です。
【リラックス効果&安眠】
先ほどもお伝えしましたが、心身をリラックスする働きがあるので夜寝る前に飲むとよく眠れるようになり、不眠症を改善するといわれています。心を落ち着かせ、緊張感や不安感、イライラ、恐怖心などを緩和してくれます。

【口臭予防】
カモミールは、抗炎剤としても効果があり特に口腔粘膜から食道、胃腸までの
消化器系の粘膜の炎症を抑える働きがあります。カモミールティーを飲用することにより、歯肉炎、口臭予防に効果が期待できます。
【肌トラブルの緩和&髪質改善】
いろいろな肌トラブルがありますが、カモミールには、にきびや湿疹、皮膚炎、日焼けや、やけどなど炎症を起こした肌に効果があります。乾燥からくるかゆみにも効果的です。それは、カモミールの中に含まれる精油成分であるα―ビサボロールに、抗炎・抗菌・消炎・抗アレルギー作用があるので防腐効果と皮膚への保湿効果もあるため、化粧品や入浴剤にも使われることが多いのです。アトピーやニキビ、湿疹やあせも、乾燥肌など肌トラブルを抱える方には緩和効果があるのでオススメです。さらに、なんとカモミールティーをリンスとして使用すると、髪がツヤツヤになるといわれていますので女性には嬉しいことだらけですね。
【風邪・花粉症&体を温める】
カモミールには、体を温めて発汗させる働きがあるといわれています。
風邪予防や初期症状を緩和する薬茶としてもカモミールティーはオススメでカモミールティーの蒸気を吸入すると鼻づまりや花粉症の症状が軽くなるといわれています。また、体を温めるので冷え性や貧血を改善し、吐き気を抑えてくれます。鎮静効果と相乗効果で体が温まり血行が良くなるので月経痛の緩和にも有効的です。
注意点として、高血圧の方と、妊娠中の方は使用に十分注意してください。
【糖化を防ぐ効果】
実は最近注目を浴びているのがこれです!!糖尿病、白内障、骨粗しょう症、肌のシミ、しわ、心筋梗塞やガン、アルツハイマー病などさまざまな病気を引き起こす原因として最近注目されているのはこの“糖化”だといわれています。カモミールに含まれる“カマメロサイド”という物質が糖化により生成される最終糖化生成物(AGEs)の一部の生成を阻害する効能があると研究により判明しました。“糖化”とは体内のタンパク質や脂質が糖と結びつく現象のことです。体内のタンパク質や脂質は血液中に余分な糖分があると結びつきAGEsを生成するといわれています。このAGEsがたくさんできてしまうと、肌トラブルからさらには命に関わる恐ろしい病気を引き起こしてしまうのです。
カモミールには、実は2種類存在しており、1つは、“ジャーマン・カモミール”そしてもう一つは“ローマン・カモミール”があります。一般的に出回っている主流は、ジャーマン・カモミールですが有効成分のカマメロサイドは、ローマン・カモミールにより多く含まれているといわれています。

【カモミールの効能】
強壮、血液循環、血行促進、消化促進、抗酸化、抗菌、発汗など。

★セージ★

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セージは古くから「長寿のハーブ」と呼ばれています。セージには、精油に含まれる“ツヨン”“タンニン”などの有効成分があります。
【のどの痛み&口内炎予防の効果】
セージは強い抗菌・抗ウイルス作用を持ったハーブです。セージティーでうがいをすると風邪や感染症の予防になり、のどの痛みや腫れがある時にも効果的だといわれています。また、主成分のツヨンやタンニンには、歯肉炎や口内炎などの症状も緩和する働きがあります。ハーブティーとして飲用するだけでなく、1日に2回~3回うがいをすることで、これらの症状が予防できるといわれています。また、抗菌力を活かして水虫などのケアにも適しています。
【リフレッシュ効果】
セージには、眼(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)、皮膚(触覚)の五感を活発にする効能があり、セージティーを飲むと血行促進、強壮効果もあるといわれています。とても鋭くクリアな香りなので、セージの精油はごく少量でも疲労が溜まっている時、気分が落ち込んでいる時、頭をスッキリしたい時にも役立つ香りです。勉強部屋や、仕事中の芳香浴にも使われます。
【女性特有の悩みに対応する効果】
血行促進効果があるため、月経痛の緩和、月経不順に対して働きかけるといわれています。セージには女性ホルモンである“エストロゲン”に似た働きがあるため、更年期障害にみられる、異常発汗やホットフラッシュと呼ばれる、ほてり、のぼせ、めまい、耳鳴り、肩こり、不眠、疲労感といった諸症状を緩和する効果があります。
【消化を促す効果】
セージには、消化薬としても効果があるといわれています。セージの精油には、消化器系の平滑筋を緩和させる働きがあり、苦味とともに食欲を刺激し消化を助けてくれます。消化を促進する消化酵素と胆汁の分泌を促し、胃の働きも助けます。腹痛やお腹にガスが溜まっている時、胃が荒れている時などにセージティーを飲用すると、胃腸内のガスを排出する効果があります。消化不良や下痢、大腸炎、肝臓病に効果があるとされ、殺菌作用もあるので胃腸炎などの感染症を改善する効果が期待できます。
【肌を整える効果】
セージには肌を引き締め、炎症を抑える効果があるといわれています。
発汗を抑える働きがあるので中世では患者の寝汗を抑えるために利用されていたほどです。
皮膚の一番外側の表皮に含まれる“ケラチン”を変成させ細やかなバリアを張り、同時に引き締め、毛穴の広がりを抑え、傷の出血を止める働きがあるので、最近では、化粧品にも使われるようになりました。
妊娠中の方、高血圧の方、てんかんのある方、発熱時の子どもの使用は避けてください。また、このハーブは長期間使うことはせず、一定期間使ったらしばらく休んでなど適量での使用をオススメします。
【セージの効能】
抗菌、抗ウイルス、防腐、制汗、内分泌調整、抗酸化、美肌

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★バジル★

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バジルといえば、イタリア料理には欠かせないハーブです。よく、パスタやピザにも彩られてでてきますよね。特にトマト料理と相性がいいようです。
バジルは、古代ギリシャの“王家の薬草”といわれてきました。
【胃腸の調子を整える効果】
バジルには、胃の調子を整える働きがあります。バジルの香りは食欲促進を促し、腹痛や吐き気を鎮め、胃を健康に維持する効果があります。消化不良や食欲不振時にも有効的です。
【リラックス効果】
バジルの香りは心のバランスを整えるといわれています。イライラや不安、憂鬱感がある時は有効的です。バジルの香りは神経のバランスを整え、心の不調を取り除くのです。。鎮静作用もあるため、かゆみを抑え、腹痛や吐き気、胃痙攣、偏頭痛、のような症状も緩和し、イライラを鎮めてリラックス効果があります。集中力を高めたい時、脳が疲れた時などは芳香浴として使うのも効果的です。不安感があって寝付きが悪い時などはバジルを入浴剤として使うと不眠症を緩和できるといわれています。
【抗ガン作用】
バジルの中に含まれる“テルペン”“フェノール”という成分に抗ガン作用があるといわれています。それは、ガンを引き起こす活性酸素を抑える働きがあるからです。また、体内に潜む発ガン遺伝子の働きも抑えてくれるといわれています。
乳幼児や妊娠中の方は使用を避けてください。
【バジルの効能】
強壮、鎮静、抗菌、抗うつ、保温、抗ガン

★ペパーミント★

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ペパーミントは、万能薬ともいえる優秀なハーブのひとつです。
セイヨウハッカとも呼ばれています。
【胃腸の調子を整える効果】
食べ過ぎ、飲み過ぎなどで胃の調子が悪い時の消化を助け、腹痛や胸やけ、胃痙攣などの症状を緩和してくれる働きがあります。それは、ペパーミントには消化液のひとつである胆汁の分泌促進作用を高める働きがあるからです。
ペパーミントには、鎮静効果があり精神的な緊張を和らげイライラを落ち着かせてリラックスさせる効果があります。無気力や抑うつの改善をする精神安定化作用もあるので、神経症にも利用されてきました。偏頭痛やそれに伴うむかつきも癒してくれます。
また、口臭を予防する効果もあります。それは、ペパーミントには消化器の不調を改善する働きがあるので、口臭の原因と成り得る疾患を予防することができるからです。麻痺作用と抗菌作用があるため、虫歯や歯痛などの痛みを和らげてくれます。胃の神経の末端を麻痺させることで、乗り物酔いや吐き気の予防になるので、乗り物酔いしやすい方などは、サシェ(乾燥したハーブを小袋に入れた物のこと)などを作って持ち歩くのもオススメです。
【花粉症の予防&改善効果】
あとは、花粉症を予防・改善する効果もあります。ペパーミントにはミントポリフェノールという成分が含まれており、この成分には鼻の粘膜の腫れを抑制する作用があるので、花粉症の予防・改善が期待できるといわれています。
【美肌効果】
ペパーミントの葉には美肌効果が期待できる成分が含まれているようです。私たちの肌は、油分と水分のバランスを保つことで弾力を保ち、外からの刺激から身を守っています。ただ、この油分と水分のバランスが崩れると脂性肌や乾燥肌など肌質にトラブルが生じてしまうのです。ペパーミントには、その肌の水分と油分のバランスを調整する働きがあるため、肌の調子を整える効果があるといわれています。毛穴の黒ずみ改善、にきびなどを防ぐことにも効果的です。ただ、これだけ優秀なハーブですが、摂り過ぎると粘膜を乾燥させてしまう恐れがあり、ひどい場合、胃痛などを引き起こしてしまう可能性もあるようですので摂り過ぎには十分注意してくださいね。ペパーミントの成分には、母乳の出が悪くなってしまう(母乳の抑制作用)ので産後の方も気をつけなければいけません。
【ペパーミントの効能】
鎮静、抗菌、防腐、発汗、利尿、中枢神経(脳)の機能促進、胃腸の機能調整
美肌、口臭、リラックス、花粉症予防・改善

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★パセリ★

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冒頭にも出ましたが、食べ残され脇役になりがちなパセリも実はハーブの中でも栄養素の含有量がトップクラスだといわれています。特にβ―カラテンやビタミンC、カリウム、カルシウム、鉄を豊富に含んでいます。

【生活習慣病の予防&改善】
私たちの日常生活で体内に発生する活性酸素は血中の脂質を酸化させてしまうため、動脈硬化の原因になります。パセリに含まれるβ―カロテンには体内の活性酸素を除去してくれる働きがあります。血中の脂質の酸化を防ぎ血管をキレイに保ってくれるので動脈硬化の改善や予防に効果的だといわれています。パセリの中のカリウムは、体内の余分なナトリウムを体外に排出する働きをもっています。余分な水分を外に出すこと、つまり利尿作用も期待できます。食塩の過剰摂取によりナトリウムが血中に多くあると体内での水分バランスが正常に行われなくなるので高血圧になってしまう可能性があります。
このパセリの中のカリウムによって血圧を下げ、高血圧を予防できるといわれています。

【貧血を予防する効果】
パセリは、ヘモグロビンの材料となる鉄に加え、鉄の吸収を高めるビタミンCも豊富に含んでいるので、貧血の予防や改善に効果的だといわれています。

【むくみを予防&改善する効果】
パセリは体を温める働きもあるので、冷えからくるむくみの解消と、利尿作用により、むくみの改善&予防になるといわれています。

【精神を安定させる効果】
パセリに含まれる、ミネラル、カルシウム、ビタミン類がイライラを抑え精神を安定させる効果があります。
【美肌効果】
β―カロテンからビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を丈夫にする働きがあります。また、ビタミンCにはしわやしみを予防する働きがあるので相乗効果で肌荒れや肌の乾燥を防いでくれます。

生活の知恵として受け継がれたハーブを毎日の食事へ

さていかがでしたか??今回はハーブのルーツ、世界と日本それぞれのハーブの関わり方を交えハーブの魅力をまとめてみました。

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人間は生まれながらに5つの感覚器官があります。眼(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)、皮膚(触覚)が経験を重ね、植物に対する知識を収集し試行錯誤する中で生活の知恵として世代から世代へとハーブは受け継がれて発展してきたのです。香りの印象は強く、ある香りを嗅ぐとその時の情景が鮮明に思い浮かぶ・・・なんて経験をしたことがありますよね?

ハーブの種類や効能は幅広いので、その日の気分や体調に合わせ身近な生活の中で、ハーブを上手に取り入れハーブをより楽しむことができるといいですね。