低血圧でお悩みのあなたへ。低血圧を食事で防ぐ正しい方法大公開!
2017/09/08
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低血圧はあまり病気だと認められていません。朝起きることが辛かったり疲れやすかったり、めまいがしたり…。高血圧は様々な病気に繋がるために危険視されていて治療方法もたくさんありますが、低血圧は病院に行っても明確な診断基準がなく、低血圧でも重い病気になるということは考えられていません。
自分は高血圧だ!という方は「高血圧の人が気をつける食事、おすすめの食事」をチェックしてみてくださいね。
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低血圧を食事で防ぐ正しい方法大公開!
体が辛いのにあまり理解されていなくて非常に辛いですよね。
そんな低血圧も食事で防ぐことができるのです。食事で足りない栄養を補ってもらって低血圧を防いでいきましょう。今回はそんな辛い低血圧でお悩みの人へ、低血圧を食事で防ぐ正しい方法を紹介します。
そもそも低血圧とは
血圧は手足などの末端の血管の抵抗する力と心臓が血液を押す力の2つで決まっていきます。血液は全身にある細胞へ栄養や酸素を届けるという大きな役割があります。血圧が低下すると血液が全身に回ることができなくなり栄養不足、酸素不足となってしまいます。この状態になると色々な症状がおこってきます。
- めまい、立ちくらみ
- 血の気が引く
- 耳鳴り、頭痛、腰痛、肩こり
- 手足が冷たくなる
- 動悸
- 脈が遅いまたは早い
- 食欲低下、胃もたれ
- 便秘または下痢
こういった症状があると低血圧の可能性が高いです。しかし低血圧は血圧が低いだけでこれといった病気になる心配はないのであまり大変な病気だと思われていません。
朝起きてすぐに血圧を測定して100mmhg以下だと低血圧だと言われています。
しかし病院に行っても「低血圧ですね。」と言われて具体的な治療など無く終わる人が多いようです。
低血圧にはタイプが3つある!
低血圧と言っても症状によって3つのタイプに分かれていることをご存知でしょうか?ちょっと説明したいと思います。
まず1つ目は本能性低血圧。
これは病気や原因がはっきりしないのに低血圧になっている状態を言います。原因は低血圧になる確率の高い体質遺伝だと考えられています。本能性低血圧の場合、自覚症状が無い人も多いです。気づかなかったけど低血圧だったと言う人は本能性低血圧でしょう。ちなみに自覚症状が無い人は本能性低血圧と言い、自覚症状があるけど原因も病気も不明な場合は本能性低血圧症と言います。まれに自律神経失調症と判断される人もいますね。
2つ目のタイプは症候性低血圧です。
症候性低血圧は原因がよくわかっていて病気や服用している薬が主な原因となっています。例えば糖尿病やパーキンソン病、ホルモンの病気の場合、低血圧になってしまう人が多いですね。さらにうつ病などで薬を服用している場合も薬の副作用で低血圧になる人もいます。
3つ目のタイプは起立性低血圧です。
起立性低血圧は寝ていたり座っている状態から立ち上がった時に立ちくらみをおこしてしまうことを言います。健康な人でも場合によって立ちくらみをおこすことがありますが、起立性低血圧の人は最高血圧が20mmhg上がり、最低血圧が10mmhg下がってしまいます。脳の血液の流れが低下して起こると考えられています。高血圧の方は動脈硬化などのリスクも上がります。動脈硬化対策の食事などもチェックすると良いでしょう。
人は立つと血液は重力で下へと流れてしまいます。問題の無い人は自律神経が機能して下半身の血液を上半身に上手く流動するように調整してくれます。しかし自律神経の機能が低下していると調節ができなくなるので脳に血液が上手く流れなくなって立ちくらみを起こしてしまいます。
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低血圧になりやすい人の生活習慣や食事
低血圧になりやすい人の生活習慣や食事の仕方を解説したいと思います。
1つ目は食事の回数が少なくてダイエットをしている人です。
特に美容を意識した若い女性が多いのではないでしょうか。
置き換えダイエットや炭水化物抜きダイエット、食事制限など様々なダイエット方法がありますが、栄養不足になってしまい低血圧になる可能性が高くなります。
さらに朝食を食べない人も要注意です。朝食は全身にエネルギーを届けてくれる大事な役目があります。朝食を抜くと大事なエネルギーが不足してしまいます。脳のエネルギーは炭水化物を分解して作るブドウ糖だけです。朝食を抜くとブドウ糖が不足しエネルギー切れとなってしまいます。
2つ目は早食いの人。
早く食べると胃腸が消化しようと活発に働きます。そのため胃腸に血液が集まってしまうので脳に血液が上手くいかなくなります。
3つ目は炭水化物の食べ過ぎです。
先ほど炭水化物は大事だと説明しましたが、あまりに過剰に摂取し過ぎると腸管ペプチドが大量に放出されてしまいます。腸管ペプチドは血圧を急降下させてしまうので低血圧になりやすい環境を作ってしまいます。パンにうどん、麺などたくさんの炭水化物を1回の食事で摂取しがちな人は食後の低血圧に気をつけましょう。
4つ目は冷えた物を食べがちな人です。
低血圧の人は意外と体温が低くて冷え性が多いです。生野菜などではなく温かいスープや味噌汁などにして食べると冷えを防ぐことができます。冷えると血行が悪くなるので低血圧だけではなくむくみや生理不順などの症状にもなりやすいです。気をつけましょう。
低血圧を防ぐために大事な栄養素とは
低血圧を防ぐために必要な栄養素はタンパク質、ミネラル類、ビタミンB1、B2、ビタミンEです。
タンパク質は体の組織を作るための大事な栄養素です。血を作り、体温を上げてくれます。もしタンパク質を摂取するなら脂質の少ない良質の物が良いでしょう。
良質なタンパク質は米、魚、卵、大豆製品、乳製品に含まれています。
ミネラル類の中で低血圧に効果のある栄養素は亜鉛、鉄です。亜鉛と鉄は牡蠣やほうれん草に多く含まれています。
ビタミンB1、ビタミンB2のビタミンB類も低血圧には欠かせない栄養素ですね。
ビタミンは血液をつくり出す効果があります。特にビタミンB1には他にも神経の機能を正常に保つ働きがあるので積極的に摂取したい栄養素の1つですね。ビタミンB1は豚肉、うなぎ、玄米、レバーに多く含まれています。ビタミンB2はいわし、ぶり、牛乳などに多く含まれていますよ。
ビタミンEは強力な抗酸化作用があります。
体は年齢とともに酸化しやすくなります。酸化すると血圧を上手くコントロールできなくなり低血圧が起こりやすくなります。ビタミンEを摂取することで酸化を防ぐだけでなく血管を強く丈夫にしてくれます。ビタミンEが多く含まれているのはアーモンドなどのナッツ類、モロヘイヤ、オリーブオイルです。
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低血圧にならないための簡単な生活方法がある!
低血圧にならないためには普段の生活を少し気をつけるだけで良いのです。意外と簡単なので紹介しますね。
まず1つ目は3食しっかりと食べること!
特に低血圧の人は朝ごはんを食べない人が多いですね。そしてダイエットをしている人は1食抜きダイエットを行っている場合が多いです。ご飯を食べないことで全身にエネルギーが上手く回らなくなります。朝が苦手な人は果物だけでも良いのでなるべく食べ物を何か食べるようにしましょう。
2つ目は塩分を12g摂ること!
塩分は水分を吸収する効果を上げて血液を上手く循環してくれます。高血圧の人は控えるように指導を受けますが、低血圧の人は積極的に摂取したいところですね。いつも食べている食事に塩分を足してください。
3つ目は水分補給を欠かさずに行うこと。
水分をたくさん摂取することで血管内の水分もしっかりと上げてくれます。特に夏場は水分をこまめに補給しましょう。なかなか水分補給ができない人はお茶に塩を入れるなどの工夫をしてくださいね。
4つ目はよく噛んで食べ過ぎや飲み過ぎを防ぎましょう。
消化に負担がかかると消化器官へ血液が集中してしまいます。食べる時は消化が良い物を心がけることとよく噛んで食べましょう。
このことに気をつけながらバランス良く栄養素を考えて食事を作るようにしましょう。
低血圧の人には外食もお勧め!
外食はあまり良くないと考えられがちですが、実は低血圧の人には外食も改善につながって良いと言われています。なぜならお店の料理は塩分が高いので低血圧の人にぴったりだから。
ただし塩分も多いですが、脂質も多いので太りやすくなったり栄養が偏りがちになったりするので外食をする時は何でも良いのではなくメニューを考えて選ぶようにしましょう。
お店に行って料理を選ぶ場合は一品料理ではなく定食を選んでください。もし一品料理を選ぶ際は具だくさんの物を選んでくださいね。なるべく野菜などが多く含まれている物を選ぶと栄養バランスがしっかりと整うのでお勧めですよ。
ちなみにお肉を食べる時は脂身が多いメニューを選ぶのではなく赤身の物を選ぶようにしてください。低血圧の人は食事に塩分や水分を意識して摂取するようにしましょう。バランス良く栄養素を摂取するようにしてくださいね。