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冷や飯ダイエットは今までのダイエット常識を覆す新常識?!

      2017/09/08

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今や若い女性だけでなく、男性や年齢関係なくダイエットに対して関心がある方は多いのではないでしょうか。様々なダイエットが次から次へ流行する中、最初はやる気でスタートしていてもどんなダイエットでもなかなか継続して行うことは難しいものです。

あるデータでは、ダイエット経験者のうちダイエットに挫折したことがある女性はなんと8割だという結果がでたそうです。

その原因は人それぞれあるかもしれませんが、一番の原因として考えられるのは、ダイエットを始めると「ご飯を抜く」、「あまり食べない」という方が多いので「食べることが思うようにできない」というダイエット中のストレスが相当なもので精神的にも辛くなるのではないでしょうか。
完全に断つわけではない糖質制限ダイエットが人気なのはこういった事が理由でしょう。

実際に、ダイエット中にストレスを感じたという女性は9割にも上るデータがあるそうです。

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冷や飯ダイエットは今までのダイエット常識を覆す

白米

炭水化物=(イコール)太る。という図式はダイエットをする方の多くが認識されておりダイエット中の炭水化物の摂取はタブーといわれてきました。

しかし、炭水化物の代表格“白米を毎食欠かさず食べることができて、痩せることができる”としたら、そんな嬉しいことはないですよね??実は最近今までのダイエットの常識を覆す新常識が注目を浴びています。いったいどんな新常識なのか気になりますよね…。

冷や飯ダイエットは白米を食べていいって本当?

はい。本当です!!白米を今までと同じ分量を食べても大丈夫です。今までのダイエットでは考えられないですよね。ただ、どんなご飯でもいいというわけではありません。

ではどんなご飯が適しているのか?そのこたえは“冷やご飯”です。

つまり絶対条件はひとつ。ご飯が“冷えていること”が今回の最大のポイントです。
同じご飯なのに、冷えた状態と温かい状態では何が違うのか不思議ですよね。

その秘密は、レジスタントスターチという成分にあります。このレジスタントスターチという成分はご飯が温かい状態では現れません。ご飯が冷えると現れるというのです。同じご飯でも温度が変わるだけで成分も変わるというのが驚きですよね。

消化されないデンプン=レジスタントスターチ

でんぷん

先ほど少しお話しました冷えたご飯と温かいご飯の成分の違いですが、温かいご飯を冷やすことで、“レジスタントスターチ”という消化吸収しにくい難消化性デンプンに変化します。この「難消化性デンプン」とは、通常私たちが食べ物を摂取すると胃を通り、小腸で吸収されますが、小腸まででは消化されず大腸に届くデンプンなどのことをいいます。

「レジスタント」=“消化されない”「スターチ」=“デンプン”という意味です。耐性デンプンとも呼ばれます。この難消化性デンプンが食物繊維とよく似た働きをすることによって大腸内をキレイに掃除し整腸作用が期待できるという嬉しい効果があります。

冷や飯にする事で摂取カロリーにも大きな違いがでる!

温かい状態のご飯では1gあたり約4kcalと言われていますが、難消化性デンプンに変化した冷えたご飯ではなんと1gあたり約2kcalになります。

つまり、同じ量のご飯を食べているのに摂取カロリーを約半分に減らすことができるというわけです。冷えたご飯に変換するだけでなんだかお得なキモチになりませんか?

また、冷えたご飯は温かいご飯に比べると硬いので自然と噛む回数が増えます。しっかり噛むと、中枢神経が刺激されて満足感がUPします。噛むという動作は、カロリー消費を促進、フェイスラインのシェイプアップ、虫歯予防にも効果的です。

また、冷えたご飯は消化されにくいので体内に吸収されるまでに時間がかかります。
そのため、空腹感を感じにくく、間食や食欲を抑える効果もあるので摂取カロリーを抑え無理なくダイエットにつながるというわけです。でもこのレジスタントスターチ、身体にとってさらに驚くべき効果が実はまだまだ隠れていました。

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冷や飯活用で体質改善まで?!驚くべき効果とは?

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  1. 腸内環境の改善から便秘解消
  2. 大腸ガン、大腸炎の予防
  3. 肌質、アレルギー体質の改善

先ほど、難消化性デンプンが食物繊維とよく似た働きをするとお伝えしましたが、通常、温かいご飯は、小腸で吸収されますが、冷えたご飯(難消化性デンプン)は小腸では吸収されずに大腸まで届くことができるのです。

腸まで届くと腸内細菌に対して働きかけ、いい影響を与えることができます。善玉菌の働きを助け、腸内環境の改善に役に立ちます。腸内環境が整うとダイエットの天敵である便秘を解消する効果が期待できるだけではなく、大腸ガンや、大腸炎の予防にもなります。

腸内環境が整うと老廃物が体内に滞ることがなくなるので肌荒れなどの原因も解消されます。すると肌環境も整いくすみのないツルンとした肌も手に入れることができるでしょう。腸内を元気にするということはアンチエイジング効果やアレルギーの改善も期待できるといわれています。

冷えたご飯の魅力のひとつ血液サラサラパワー

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冷えたご飯の魅力がもうひとつ。冷えたご飯は温かいご飯に比べて、腸からの糖質や脂肪の吸収を抑えることができるので、血糖値の上昇が少なくなります。逆に、温かいご飯を食べると消化された後に血液へ摂り込まれるため、血糖値が上昇します。結果的に、冷えたご飯の方が、血糖値が上がりにくいと言われています

血液中の糖分が体脂肪に変わることを抑制し、血液をサラサラにし、コレステロールや脂肪の排出を助ける働きがあるのです。さらに、嬉しいことが!!糖質や脂肪の吸収は妨げますが、身体に必要なミネラルの吸収は邪魔することがありません。

ダイエット中にイライラ、貧血でフラフラになるのはこのミネラルが不足してくるのも影響しているといわれていますので、その点でもなんだかイライラするし、貧血でフラフラするといった“ダイエットあるある”を予防しながら、ダイエットが続けられるというわけです。

今回は、今までのダイエットではご法度だった“毎食白米”を食べてキレイにダイエットできる!!ということをまとめてみました。
このダイエットのいいことは、何か用意するものがあるわけではなく、手軽に置き換えることで簡単に始められるということですね。コストもかかりませんし、よし今日から始めよう!!で始められます。

たしかに温かいご飯は美味しく魅力的ですが、慣れてしまえば冷えたご飯も気になりません。むしろ、身体にとってはいいこといっぱい!!と思うと苦痛だと感じることは少なくなるのではないでしょうか?

いっきに置き換えてしまうのではなく、まずは一日一食から置き換えしてみてはいかがでしょうか?なにをするにも無理は禁物ですね。

身体と心に負担なく続けることがキレイになる近道なのではないでしょうか。

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