食事健康ドットコム

食事を変えてみんなで健康になろう。食事と健康は多くの人にとって一生切り離せない大事なテーマです。 食べることで体が作られ、その健康状態を維持するための重要な要素もまた食事。毎日の食事から健康になるのが1番ですよね。

ご飯がおいしく食べたいのに!つらい口内炎を回復する食べ物。

      2017/09/08

スポンサーリンク

口の中、噛んじゃった!…なんだか疲れがたまっている…そんな時に出来てしまうのが口内炎です。せっかくおいしいものが食べたくでも、口内炎があるとおいしく食事が食べれずつらいですよね。

「口内炎」は、口の粘膜に起こる炎症の総称とされています。

口内炎の回復する食べ物とは?

kuchibiru

円形の白っぽい潰瘍ができるアフタ性口内炎、ウイルスや細菌が原因とされるウイルス性口内炎などいくつかの種類があり、ストレスや栄養不足など、様々な要因によって引き起こされるようです。
口の中が痛いと食事をするのに不便ですし、好きなものを食べても十分楽しむことができません。不快なだけでなく、疲労や他の病気のサインだと言われることもあります。
口内炎を防ぐ、または悪化させないために、食事の中で気を付けたいこととは、どのようなことなのでしょうか。

スポンサーリンク

口内炎にいい食事や栄養素

ビタミンB2など

口の中は様々な粘膜で覆われ、保護されていますが、これらの粘膜の状態が悪くなると、口内炎になりやすくなると言われています。
粘膜の状態をよくするためには、ビタミンB2の摂取が大切だとされています。

ビタミンB2は、ウナギやレバー、青魚、納豆などに多く含まれています。
口内炎を予防するだけでなく、炎症を抑える働きがあるため、口内炎の症状を軽くする効果も期待できるようです。

なお、ビタミンB群は一種類だけでなく、あわせて摂った方が、より大きな効果が得られると言われています。
ちなみにビタミンB群の中では、ビタミンB6なども口内炎にいい栄養素として挙げられることがあるようです。やはり粘膜の形成などに関わっており、マグロや鳥のささみ、バナナなどに多く含まれているとされています。

ビタミンC
口内炎の原因のひとつに、免疫力の低下が挙げられるようです。
免疫力をアップさせると言われるビタミンCは、口内炎予防に効果があるとされる栄養素のひとつです。
抗ストレスホルモンの生成にも関わっているとされ、ストレスの緩和に役立つとも言われています。ストレスも口内炎の原因になると言われているのです。

ビタミンCは、ピーマンやパセリ、ブロッコリーなどの野菜や、レモンやイチゴなどの果物に多く含まれると言われています。
水に溶けてしまう性質があるため、水洗いはさっと済ませる方がいいでしょう。茹でる場合は、茹で汁も一緒に食べることができるスープなどがよさそうです。

ちなみに、人によってはビタミンCを摂り過ぎると、かえって口内炎になりやすくなるケースがあるようです。
ビタミンCのサプリメントやビタミンCが多く含まれるドリンク、アメなどを食べると、逆に口内炎ができてしまうという人がいるようです。
サプリメントは便利ですが、できるだけ食品からビタミンCを摂るようにした方が、過剰摂取にはなりにくいでしょう。

ビタミンA
ビタミンAにもまた、粘膜を健康に保ったり、体の抵抗力を高めたりといった効果があると言われています。
レバーや、ニンジン、モロヘイヤなどの緑黄色野菜、卵などに含まれているとされています。

ちなみに、妊娠中のビタミンAの過剰摂取は胎児に影響を及ぼす可能性があるので、特にレバーの食べ過ぎについて、妊婦さんは注意が必要だと言われています。
緑黄色野菜に多く含まれるベータカロチンは、体内で必要な分だけビタミンAに変換されるので、過剰摂取が気になる場合は、野菜からビタミンAを摂るようにするといいようです。

腸内環境を整える
せっかく必要な栄養素を含む食品を食べても、それらを消化し、栄養を吸収する腸の調子がよくないと、十分な効果を得られないかもしれません。
腸の調子は、免疫細胞のはたらきにも関係すると言われています。腸内環境の改善は、口内炎予防にも通じると言えるでしょう。

食物繊維を含む食品や、ヨーグルトなどの発酵食品には、腸内環境を整える効果があると言われています。
食物繊維には、海藻などに含まれる水溶性食物繊維と、ゴボウなどの野菜に含まれる不溶性食物繊維とがありますが、この両方をバランスよく摂るのがいいようです。

口内炎によくない食事や食品

刺激物
辛いものやしょっぱいもの、酸味の強いものなどは、患部に刺激を与えてしまうため、口内炎ができてしまった時には避けたいものです。
また、極端に熱いもの、冷たいものもよくないと言われています。

ちなみに、パイナップルやキウイなど、食べると口の中がピリピリするものは、やはり口内炎があるときには控えた方がいいと言われています。
果物にはビタミンなどの栄養素が含まれているものも多く、口内炎にいいイメージがあるかもしれませんが、果物であれば何でもいい、というわけでもないようです。

消化しにくい食べ物
胃や腸の調子が悪いと、口内炎になりやすいと言われています。消化の際に負担の大きい、脂っこい食べ物などは、口内炎にはあまりよくないものだと言えるでしょう。脂っこい食べ物を控えるようにしたら、口内炎になりにくくなったという人もいるようです。

なお、生野菜も、摂り過ぎには気を付けた方がいいと言われることがあります。
健康的なイメージが強く、ビタミンなども摂ることができるため、なぜ?と感じられるかもしれませんが、やはり消化の際の負担が大きいことが原因とされるようです。
加えて固い生野菜は、食べる時に口の中を噛んでしまうことも考えられます。噛んだところが口内炎になったり、患部を噛んでしまって、治りが遅くなってしまうかもしれません。
特に、胃腸の調子が悪いと感じられる時には、消化のいいものを食べるよう、心がけるといいでしょう。

食事をとらない
口内炎が痛むあまり、食事をする気がなくなってしまうという人もいるようです。
確かに口内炎になってしまったときの食事は辛いものですが、栄養不足になってしまうのはよくありません。きちんと食事をし、必要な栄養素を摂ることは、むしろ早期治療に役立つと言われることもあります。

クリームシチューやリゾット、ポタージュなどは、口内炎に比較的しみにくく、食べやすいと言われるメニューです。あまり噛まずに済むよう、柔らかく調理したものがいいでしょう。
また、塩などの調味料を使い過ぎてもしみてしまうので、味付けは控えめにするのがおすすめです。
口の中を火傷してしまうとよくないので、熱いものはよく冷まして食べるようにしましょう。