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味覚を鍛えてダイエット!味覚が鈍ると太るって本当?

      2017/09/08

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お腹がいっぱいであるはずなのに、なぜかまだ食べられるという状況を多くの人が経験します。人の食欲は満腹中枢が刺激されることで抑えられますが、この働きに食欲が勝ってしまう状況があります。

それは自分の好きなものを目の前にしたときや、これまで食べたことのないものを一口食べ、それが自分好みの味であるときなどです。このような状況に直面すると脳は自然とそれを食べたい、もしくはもっと食べたいという感情を生じさせます。もちろんこのような脳の働きはダイエットを行っている人にとってみれば、実に迷惑なことでしょう。しかしこの状況に拍車をかけてしまう問題に多くの人が悩まされています。それは味覚障害です。

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味覚が鈍ると太る‼︎⁈味覚を鍛えてダイエットしよう!

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味覚障害とは味に対する反応が鈍くなることです。この障害が生じる要因は様々です。そのためこの障害を改善するためには原因を追究し、ふさわしい仕方で治療を行うようにしなければなりません。しかし味覚障害とまではいかなくても、味に対する舌の反応が鈍くなりかけている人がいます。

そのような人は味覚を鍛える必要があります。先にも述べたように、自分が好きなものや美味しいと感じたものは、たとえお腹がいっぱいであっても食べたいと感じることがあります。このような状況は肥満を招く原因となりますが、味覚が鈍くなっていればその味をしっかりと確認したいという欲求が強くなり、ついつい食べ過ぎてしまうのです。
では味覚を鍛える方法や、ダイエットと味覚の関係について見ていくことにしましょう。

間食を避けるだけでも味覚は研ぎ澄まされる

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間食が習慣となっている人は少なくありません。中にはお腹が空いているから間食するというのではなく、一息つくために甘いものとお茶はなくてはならないものと考える人もいます。確かに疲れた脳を休めるためには、少しの糖分が貴重な役割を果たします。しかし一息つく度にたくさんのものを食べたり、甘いものを摂取しすぎることはよくありません。これは肥満を引き起こすだけではなく、味覚を鈍らせる原因となります。

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食欲が高まると味覚が研ぎ澄まされます。これはお腹が空くと内因性カンナビノイドという成分が分泌され、甘味を感じやすくするからです。味覚が研ぎ澄まされた状態でものを食べると味をしっかりと感じることができるために、満足感を得ることができます。この状況が食べすぎを予防し、肥満を解消してくれます。

ダウナー系味覚で美味しくダイエットへ

味覚は大きく分けると二つに分類されます。一つはアッパー系、そしてもう一つはダウナー系です。まずアッパー系の味覚ですが、これは糖分や塩分、そして脂質から成り立っている成分に反応します。そしてこれらを多く含む食べ物として挙げることができるのは、ファストフード、コンビニエンスストアで販売されているお弁当、そしてスナック菓子やカップラーメンなどです。

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恐らくこれらの食べ物が大好きであるという人は少なくないことでしょう。実際、これらの食べ物には惑溺性があるのではないかと疑われるほどファンが多く、毎年たくさんの食品が消費されています。しかしこれらを食べ過ぎると添加物や塩分の過剰摂取につながるために、注意が必要です。

その一方でダウナー系の味覚は旨味成分によって感じるものです。この味覚を刺激する成分は野菜や昆布、そして鰹節や貝類などに多く含まれています。

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ダウナー系の味覚を刺激する食品は健康を維持することに貢献します。またアッパー系の味覚を刺激する加工食品のように多くの脂質を含んでいませんので、ダイエットにも適しています。そのためダウナー系の味覚を鍛えることが健康的なダイエットのポイントとなるわけですが、アッパー系の味覚に慣れてしまうとこの味覚が鈍くなってしまいます。そのため日常的にファストフードやスナック菓子などを食べる習慣がある人はその習慣を断ち切り、ダウナー系の味覚を感じさせる食生活へと移行することができます。
ダウナー系の味覚を感じさせる食べものは味が薄いために、物足りないと感じる人もいます。しかし減塩に対する人の適応力は想像以上に高く、そのためすぐに慣れることができます。また同時に亜鉛を意識して摂取することもできます。亜鉛は味覚を研ぎ澄まさせる性質を有しているからです。このようにして少しずつ味覚を変化させることによって、健康的なダイエットを行うようにします。

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味覚を狂わせるものを避けて痩せよう!

味覚を狂わせる原因は様々ですが、多くの人は味の濃いものを好んで食べることが原因となっています。たとえば塩辛いものをたくさん食べる傾向にある人は、少しの塩分では満足できません。甘いものに関しても同様です。塩分、そして糖分は脳に心地よさを与える作用を有しているために、これらの味を感じさせるものをたくさん食べたいと感じる人は大勢います。しかし注意していないと塩分や糖分の過剰摂取が味覚を狂わせてしまうことがあるのです。

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このような状況を回避するためには、まず舌が味を感じやすいものを食べるようにすることが大切です。舌が味を感じるとそれが脳に伝わります。そして味を感じることは満足感をもたらすために、もっと味を感じたい、もっとものを食べたいという欲望を抑えることができます。舌が敏感に反応する味は酸味です。

そのため食事をするときにはまず酸っぱいものを口にするのが効果的です。たとえばから揚げにレモンを絞ったり、酢の物を食べたりすると食欲を抑えることができます。また旨味成分は脳に満足感を与えやすいことで知られています。そのため旨味成分を食事に上手く組み込むことで、食欲を抑えることができるのです。料理に塩気を加える代わりに旨味成分を含む調味料を使用したり、食卓に定期的に並ぶ味噌汁にだし汁を加えることができます。

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お腹がいっぱいになるとレプチンという成分が脂肪細胞によって作られます。この成分は血液によって脳に運ばれ、食欲を抑える神経を刺激します。そしてこの刺激が加わると味を感じる細胞の感受性は低下します。レプチンの働きによって食欲が低下し、ここで食べることをストップできればよいのですが、冒頭でも取り上げたように好きなものを目の前に置かれ、それを食べたいという気持ちになることがあります。そ

してこの状態でものと食べると味覚が鈍っているために、味をしっかりと確認したいという意識から食べ過ぎてしまうことになるのです。このような状況に陥らないようにするためには、食事を取った後は自分の好きな食べ物を目の前に置かないようにするのが一番効果的です。

味覚を鍛えることは決して難しいことではない

味覚は食べ物の好みにも関係しているために、それを変化させたり鍛えることは決して容易ではないと感じる人がいるかもしれません。しかしそのようなことはありません。

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確かに食生活を変化させることが大きなポイントとなるわけですが、人間の舌は環境の変化についていけるようにできています。味の濃いものが好みである人が、薄味の食生活へと変化させた場合、最初のうちは物足りないと感じるものです。しかし人間の舌には味蕾という味を感じさせる細胞があります。この細胞は10日から11日という非常に速いスピードで生まれ変わります。そのため味覚は容易に変化させることができるのです。
味覚が鈍ると肥満やむくみが生じやすくなります。しかし逆に味覚を鍛えることで肥満やむくみを解消できたという人も大勢います。このような仕方で行うダイエットは他の方法に比べると簡単であり、尚且つ健康維持にも貢献します。そのためかなりお勧めできる方法です。