熱中症予防は飲み物だけではない!食事で熱中症対策しよう。
2017/09/08
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年々平均気温もどんどん上がってきていますね。2016年は特に最も暑い日になるであろうと予測までされています。気温が高いと心配なのは熱中症ですね。熱中症にかかりやすいのは体が披露していて栄養が足りない人です。
熱中症予防は飲み物だけではない!食事で気軽に予防しよ
熱中症は食べ物でも予防することができます。
しっかり栄養を摂取して熱中症を防いでいきましょう。
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そもそも熱中症とは?
熱中症とは高温多湿になった時に、その環境に適応できず様々な障害がおこることを言います。人間は運動をしなくても脳や心臓が活動しているので絶え間なく熱が出ています。
多くの熱を常に出している私達ですが体温が高くなると自律神経が動いて皮膚にたくさんの血液を流し体外へ熱を放ちます。また汗もかいたりして体温を下げる働きもしますね。しかし高温多湿の環境に長い間いると体内の熱が上手く発散できずに体内にこもってしまったり、一気に汗をかくことで塩分や水分を失ってしまいます。
そのためめまいやけいれんを起こしたり、時には亡くなってしまう人もいます。それが熱中症です。
熱中症の原因は、環境、体、行動!
熱中症の原因は環境、体、行動の3つにあります。つまり原因がたくさんあるので誰にでもおこりうるということです。
環境の原因は
- 気温や湿度が高いこと
- 日差しが強く風が弱い
- 暑い日に厚着をする
…などが考えられます。
体の身体的な原因は、
- 糖尿病の持病を持っている
- すでに脱水症状になっている
- 体調が悪い、運動不足、肥満、乳幼児や高齢者の人
などがなりやすいと考えられます。
行動の原因は
- 長時間炎天下にいて水分補給をしていない
- または激しい運動をしていた
…などが考えられます。熱中症の原因は1つではなく色々あるので気をつけなければいけませんね。
熱中症には4つのタイプと症状がある
熱中症のタイプ別に症状を見ていきましょう。
熱中症のタイプ1:熱痙攣
まず1つ目は熱けいれんです。熱けいれんは塩分不足が原因でおこります。主な症状は手足の痙攣、筋肉がつったり硬くなったりします。また汗のかきかたにも異常が起こるので覚えておくと良いでしょう。汗を拭いても拭いても異常なまでに汗が出たり、逆に汗を全くかかなくなる場合もあります。
熱中症のタイプ2:熱失神
2つ目は熱失神です。熱失神は脳に血液が上手く回らないことで起こります。症状は顔がほてったり立ちくらみやめまいが起こったりします。それだけではなく腹痛や最初から失神してしまう人もいます。
熱中症のタイプ3:疲労熱
3つ目は熱疲労です。熱疲労は激しい運動で汗をたくさんかいたのに塩分をとらないために体が脱水症状を起こしてなります。症状は体に力が入らず、吐き気、嘔吐をしたりします。中には頭痛を感じる人もいます。
熱中症のタイプ4:熱射病
4つ目は一番危険な熱射病です。熱射病は熱中症の中で最も症状が重く危険ですね。体温が急激に上がり体を触るととても熱いです。さらに声掛けに反応できずにおかしな行動をとったりする症状が見られたらすぐに救急車を呼んであげましょう。重度になると水分補給が上手くできなくなります。飲めない場合は無理に飲ませずにすぐに病院へ行ってくださいね。
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熱中症になりやすい人の食生活(熱中症に良くない食事)はどんなもの?
熱中症になりやすい人、なりにくい人の食事・食生活を紹介します。
熱中症になりやすい人の食事・食生活とは?
熱中症になりやすい人の食生活を紹介します。
脂っこいものにビールが大好き!栄養に偏りがる人は注意
1つ目は脂っぽい食事や消化に悪い食事、ビールなどを好んで飲む人です。ついつい忙しくてコンビニや外食で済ませたりしている人はいませんか?こうしてバランスの悪い食事をすると胃腸に大きな負担がかかります。胃腸に負担がかかると消化も上手くできなくなるので水分を運ぶ働きも弱まってしまいます。消化に悪い物は控えるようにしましょう。
冷たい食べ物大好きな人は注意!
2つ目はアイスや冷えた食べ物ばかり食べている人です。確かに暑いと冷たい物を欲してしまいますね。しかし冷たい物を食べてばかりいると血流が悪くなって胃腸の大事な機能も低下します。栄養を吸収することが困難になり結果上手く血液が体内を周ることができずに脱水状態に陥りやすくなります。温かい物もバランスよく食べるようにしましょうね。
ちなみに氷ばかり食べている人も熱中症になりやすくなります。氷も血流を悪くしてしまいます。気をつけましょう。
過度なダイエット中の人は注意!
3つ目は1日に食事をする回数が1回などの過度なダイエットをしている人です。熱中症予防には基本的に1日3食食べることが大事です。近年美容ブーム、ダイエットブームでご飯を抜く人が多いですが、栄養が不足すると脱水症状が起こりやすくなります。食べたくなくても少しでも食事をするようにしましょう。
熱中症から身を守ろう!熱中症を防ぐための食事とは
熱中症から身を守らなければいけません。熱中症を防ぐ食事を幾つか紹介しますね。
まずは熱中症になったら不足してしまうミネラルや栄養素を知る必要があります。
カリウムやクエン酸、ビタミンB1、抗酸化成分です。
ミネラル成分は減少すると臓器不全を起こすので食事でしっかりと補いましょう。
ミネラル、中でもカリウムの摂取を!
カリウムが多く含まれている食べ物はじゃがいも、アボガド、ゴーヤ、バナナ、キウイ、メロン、納豆、ほうれん草、ブロッコリーなどです。特にじゃがいもは最も多くカリウムを含んでいます。食事にはぜひじゃがいもを使用しましょう。じゃがいもに多く含まれていますがカリウムは熱に非常に弱く、汗と一緒に排出されてしまうので加熱せずとも食べられる果物もオススメです。キウイやバナナ、またアボカドは熱を加えなくても食べることができますね。
クエン酸で疲れを取ろう!
クエン酸を多く含む物は梅干し、レモン、酢です。梅干しやレモンをそのまま食べることも良いでしょうし、料理に少し酢をかけて食べるようにしても良いですね。ラーメンにも酢をかけて食べる人も多くいますし酢は何でも合うので使用しやすいですね。飲む酢なんかもあるので活用しても良いでしょう。
疲労回復のビタミンB1
ビタミンB1が多く含まれているのは豚肉、ウインナー、ハム、ナッツ類、鰹節、たらこ、海苔です。特に豚肉にはたくさんのビタミンB1が含まれていますね。ナッツ類にも含まれているのでおやつのように食べても良いでしょう。
元気を作る抗酸化成分
抗酸化成分が入っている食べ物はにんじんやトマト、アーモンドやすいか、イワシモロヘイヤがあります。活性酸素からも守ってくれるので美容にも良いし、体調不良にも効果がありますよ。勿論熱中症の対策にもなりますね。
もし熱中症になってしまったら!何を食べたら良いか
どんなに予防していてもふとしたことで熱中症になってしまうこともあるかもしれません。
熱中症になったらとにかく水分をとらなければいけないと思っていませんか?お茶や水をどんなに飲んでも症状がなかなか改善しないことありますよね。それもそのはずです。熱中症になったら水分が多くて塩分が高いものを摂取しなければいけません。ただ水分を摂るだけではダメなのです。水分だけを摂取するとミネラルや塩分が足りなくなるのでかえって熱中症の症状が悪化してしまいます。
最もお勧めの食べ物は冷えた味噌汁です。
冷えた味噌汁は塩分だけでなく水分もたっぷり含まれているので熱中症になった時に食べてほしいものNO1です。さらに熱中症になった時はビタミンB1を摂取すると疲労回復になるし、食欲がでるようになります。ビタミンB1は大豆にも含まれているのでまさに味噌は熱中症になった時の食べ物の王道と言えましょう。
また梅干しやみかん、バナナ、苺なども熱中症になった時に食べると症状が和らぎます。
バランスよく食べると良いでしょう。
皆がお勧めする熱中症に効果のある食事口コミ大公開!
皆がお勧めする食事で意外と多いものは豚肉の入ったカレーです。カレーに豚肉を入れるとビタミンB1が入っていて熱中症対策になりますよね。さらにカレーにはスパイスがたくさん入っているので消化促進効果や食欲増進効果も期待できます。
また唐辛子やスパイスには体を温めてくれる効果もあります。体が温かくなると発汗しますよね。そうすると体の熱を外に放出してくれるので体を冷やし熱中症対策になりますよ。
またうな丼を食べると言う人も多いですね。うなぎはビタミンB1やビタミンAがたくさん含まれています。栄養たっぷりなので熱中症に良いと昔から食べられていますね。
野菜で口コミが多いのはトマトです。トマトはカリウムが豊富に含まれています。
塩をかけて食べるとより効果が上がりますね。
果物で口コミが多いのはスイカです。スイカは実は90%以上が水分でできています。さらにカリウムやマグネシウムがたくさん含まれているので熱中症対策にはかなり適した食べ物だと言えましょう。スイカに塩をかけて食べればより熱中症防止になります。
実は熱中症対策に万能なのは飲料よりも食事です。
自分では大丈夫だと思っていても熱中症になってしまう可能性はあります。普段から意識して熱中症を予防する食事をしてみましょう。