アトピーの原因となる食事、改善するといわれる食事
2017/09/08
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ご家族が、お子さんがアトピー性皮膚炎で悩んでいらっしゃる方はとても多いと思います。特に冬は乾燥して痒みが酷くなりますし、痛々しいのはもちろんご本人もとても辛いですよね。
そこで今回は、アトピーと食事の関連性についてお話したいと思います。アトピーの患者さんには好ましくない食事、そして改善するといわれている食事。この記事を参考に少しでも症状が軽くなれば幸いです。
実は昔私もアトピーで悩まされていました。今は発症していないのですが、昔は唇の周りなどが特に症状が出てしまい、中学校くらいの時は毎週皮膚科に行ってステロイドを処方されていたものです。その当時は食事を改善しよう!という意識はなかったのですが、やはり今考えるときちんと食生活を改善できていればなぁと思います。
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アトピーの原因となる食事、改善するといわれる食事
簡単にですが、改めてアトピー性皮膚炎の原因についてお話していきたいと思います。
アトピーはアレルギー反応の一種でもありますが、生活環境や乾燥、汗などの刺激、ストレスが原因でも悪化してしまいます。身近なものではハウスダストや花粉にカビ、ダニや動物の毛などがありますが、それらから完全に離れるのは難しいことですよね。
そこで、まずは最も改善しやすい食事から見直していきましょう。
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アトピーを悪化させてしまう食事
先程お話しましたが、食物が原因のアレルギーでもアトピーは悪化してしまいます。特にアレルゲンとなるものは、以下のものが考えられます。
- 大豆
- 小麦
- 魚介類
- 肉類
- 蕎麦
- 乳製品
など
個人差はありますが、アレルゲンが多く含まれる食物としてはよく耳にしますよね。ですがこれ以外にもアトピーの方の刺激となってしまう食品は数多くあるのです。
- 食品添加物
- 農薬を使用した野菜やお米
- 塩や唐辛子などの刺激物
- 砂糖を多く含むお菓子
- ジュースなどの清涼飲料水
ざっと見るだけでもかなり多くの食物が原因となりますよね。これらを全て避けるとなると、もはや何を食べていいのか・・・献立を考えるだけでも大変です。
そこで食事を作る際に取り入れると良いもの、制限された中でも美味しく食べる方法をご紹介したいと思います。
アトピーの改善に繋がる食物とは
お料理をするうえでよく使うのは油ですよね。ですが油にも良いものと悪いものがあり、中にはアレルギーを抑制させる効果があるものも。まずは良質な油を選んで、アトピー改善の一歩といたしましょう。
アレルギーを抑制させる効果のある“アルファリノレン酸”
一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?このアルファリノレン酸は食物だけではなく、えごま油やシソ油、亜麻仁油にも含まれています。とくにシソは評判が良く、クエン酸や少量の砂糖を入れたジュースにして飲む方もいらっしゃるようです。
上記の油は加熱に弱いのですが、オリーブオイルと混ぜることで炒める程度の加熱でしたら成分が壊れてしまうことはないようです。これらの油を使えばチャーハンや炒め物も安心して美味しく食べられますよね。
アルファリノレン酸を多く含むその他の食物
もちろん油だけではなく、食事でも積極的にアルファリノレン酸を摂取していきましょう。ただ過剰摂取は好ましくないのでバランスや好み、体質を考慮して上手に取り入れていってくださいね。
野菜では緑黄色野菜やナス、だいこん、白菜にも多く含まれています。食事でアトピーが改善されたという方に特に多いのがキャベツだそうです。食物繊維が含まれているので、ごぼうなどもおすすめですよ。
魚介類では脂がのった青魚、肉類では豚肉や鶏肉が特に多いそうです。春キャベツと豚肉の炒め物なんかは野菜の甘みが引き立って美味しいですよね。味付けの塩や醤油は少量にしましょう。
砂糖はオリゴ糖を使えば、甘辛い煮物も作れちゃいます。卵や小麦が平気な方は、果物を使ったパウンドケーキなんていかがでしょうか?
食事は毎日3回食べるものです。苦痛になってしまってはいけないので、いろいろと工夫をしながら上手にアトピーと向き合っていきましょう。食事療法でかなり改善される方もいらっしゃいます。心身共に辛くなってしまうこともあると思いますが、少しだけ頑張って是非克服してください!