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食事を変えてみんなで健康になろう。食事と健康は多くの人にとって一生切り離せない大事なテーマです。 食べることで体が作られ、その健康状態を維持するための重要な要素もまた食事。毎日の食事から健康になるのが1番ですよね。

お酒がやめられない人向けの健康食事方法

      2017/09/08

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唐揚げに冷たいビール、グリルした白身魚に白ワイン、お刺身に冷えた日本酒、七味をふった焼き鳥に焼酎…ああ…お酒ってほんと美味しいですよね。

飲み会や食事の時にたまにたしなむ程度…という方なら良いですが、毎日お酒を飲んでしまう…やめられないという方もいると思います。今回はそんな方が気をつけるべき食べ物を紹介したいと思います。

お酒がやめられない方向け!おすすめ食事健康方法

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お酒には様々な効果があります。たとえばお酒を飲むと楽しい気持ちになるという人がいます。楽しさを生じさせる神経伝達物質はドーパミンといい、この量が増えることで人は楽しさや心地よさを感じます。そしてお酒にはこの物質の分泌を促す働きがあるのです。そのためお酒は抱えたストレスを軽減するのに役立ちます。また食前に少量のお酒を飲むことで食欲が増進され、食事を美味しく食べることができます。

しかし、このような作用がお酒に頼らなければ不安を感じてしまうという状況を招いてしまうこともあります。もちろん一度に大量のお酒を飲まなければ健康に悪影響が及ぶことはありませんし、アルコール中毒のようにお酒がなければ禁断症状が出てしまうという状況に陥ることがなければ、お酒が大きな問題となることはないでしょう。しかしお酒と上手に付き合うことは非常に重要です。ではお酒と相性のよい、健康的な食事について考慮してみることにしましょう。キーワードは胃、肝臓、そしてダイエットです。

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お酒から胃を保護するための食事

空腹の状態でお酒を飲むとアルコールが胃の粘膜を刺激し、胃を荒らします。また空腹であるならアルコールが小腸に流れやすくなります。小腸は食べ物や飲み物を吸収して体に運ぶ働きを有しているために、このような状況は酔いを早めます。そのためお酒を飲みながら胃を保護するものを食べることは非常に重要なのです。

そのような食材としてまず挙げることができるのは脂肪分が含まれているチーズやヨーグルトなどです。また牛乳にも胃を保護する役割がありますが、同時に胃酸の分泌を促す働きも有しています。そのためもともと胃の調子があまりよくないという人は、お酒を飲むときに牛乳を口にすることは避けたほうが無難です。

次にオクラやなめこなどネバネバ成分を含むものです。これらにはムチンという成分が含まれています。ムチンには胃の粘膜を保護する効果があり、胃の調子が悪い人でもお酒を飲む前に食べることで多少の飲酒が可能となります。またネバネバ成分を含む山芋にはムチンの他にも消化酵素が含まれています。そのため食事をしながらお酒を飲む人は山芋を同時に食べることで消化がよくなり、胃にかかる負担を軽減することができます。またお酒を飲んだ後のケアとして果物を食べたり、フルーツジュースを飲むこともお勧めです。果糖にはアルコール分解を助ける働きがあり、胃にかかる負担を軽減してくれます。

お酒を分解する肝臓の働きを助ける食べ物

アルコールを分解してくれる臓器の一つは肝臓です。そのため肝臓の働きを促したり、肝臓を保護する効果のある食べ物を食すことも非常に重要です。ではどのような食べ物にそのような効果があるのでしょうか?この点でまずお勧めするのがレバーです。レバーにはアラニンという成分が含まれています。このアラニンには肝臓の持つアルコールの分解能力を高める効果があります。そのためお酒のつまみに焼き鳥を食べたり、焼肉を食べながらお酒を飲むときなどはレバーを注文するとよいでしょう。

また大豆や大豆製品も肝臓と深く関わっています。これらに含まれる植物性のたんぱく質には痛んだ肝臓を修復させる働きがあります。お酒のつまみとしてよく枝豆や冷奴などがチョイスされますが、これらはただ美味しいだけではなく、肝臓の働きを助けるという重要な役割を果たしているのです。また良質のたんぱく質を含むという点では牛乳もお勧めできます。肝臓のことを考えて、牛乳で割って飲むお酒をチョイスするのもよいでしょう。しかし先にも述べたように、牛乳には胃酸の分泌を促す働きがあります。そのため胃の調子が悪い人はこの点に注意する必要があります。
また肝臓の働きを活発にする働きがあるタウリンという成分がありますが、この成分は魚介類に含まれています。特にイカやタコ、それにシジミなどに多く含まれています。刺身を食べながらの飲酒や、シジミの味噌汁付の食事でお酒を楽しむというのも肝臓に負担をかけない飲み方の一つです。

お酒で食事が進むけど!太らない食事

お酒を飲むときに思いに留めておかなければならない点の一つは、お酒を飲むと食欲が増進するということです。この作用によって普段ならたくさん食べられないものを欲するようになります。たとえばお酒を飲むとついつい揚げ物に手が伸びてしまうという人がいます。これはお酒の持つ食欲増進作用の影響です。そのためお酒を飲みながら食事を取るときは、カロリーの高い物を食卓にたくさん置かないようにします。

カロリーが高くなく、お酒に合う食材は豆腐、刺身、鶏のささみ、そして野菜です。これらの多くは胃や肝臓にも優しい食材です。お酒を美味しく、さらに安全に飲むためにはこれらの食材を使用した食事を取ることがお勧めです。またお酒自体にもカロリーがあるために、飲み過ぎないように注意します。この点で食事を取りながらの飲酒はお勧めできます。なぜなら食べ物によって満腹感を得ることができるために、飲み過ぎを予防してくれるからです。

飲むお酒の種類にもよりますが、お酒を美味しく飲みながら食すことのできる体に優しい食材はたくさんあります。そのようなものを上手に食すことで、健康を維持することができるのです。