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食事を変えてみんなで健康になろう。食事と健康は多くの人にとって一生切り離せない大事なテーマです。 食べることで体が作られ、その健康状態を維持するための重要な要素もまた食事。毎日の食事から健康になるのが1番ですよね。

これで睡眠障害とサヨナラ!睡眠の質を上げるための大事な食事とは

      2017/09/08

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何だか最近夜にぐっすり眠れない、朝の目覚めがすごく悪いということありませんか?それってもしかして睡眠障害かもしれません。夜に眠れないと次の日が非常に辛いですよね。睡眠と食事には実はとっても深い関係があるんです。何気なく食べているその食事!その食事の内容で睡眠障害を少しでも和らげることができる可能性が高いです。

これで睡眠障害とサヨナラ!睡眠の質を上げるための大事な食事とは

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今日は睡眠障害と食事の深い関係について説明していきます。

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睡眠障害とはどんな障害?

睡眠障害と聞くと夜に眠れなくなる不眠症を思い浮かべる人が多いかもしれませんね。

しかし睡眠障害とは不眠症だけではなくて睡眠に何かの障害があることを言います。

その原因は環境、生活、精神的なもの、薬のよるものなど本当に様々です。睡眠障害とは総称の名前で不眠の他にもたくさんの状態のことを言います。また中には1つの症状だけでなく幾つかの症状が重なって睡眠障害になっている可能性もありますね。

睡眠障害の症状とは何がある?

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睡眠障害には幾つかの症状があるので紹介します。

まず1つ目は不眠です。

不眠は寝付きが悪くなかなか眠ることができません。また朝に早く目が覚めてしまうことから日中にとてもだるくなってしまいます。集中力も低下し食欲も低下してかなり体に不調をきたすので自分で気づくことができるでしょう。

2つ目はナルコレプシーです。

こちらは不眠ではなく過眠。つまり睡眠をとりすぎてしまうことを言います。学校や仕事で関係なく強い眠気を感じ実際に我慢できずに寝てしまいます。

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歩いていてもご飯の時でも眠くなるので周りからは怠けていると思われがちですごく辛いですね。また興奮した時に力が抜けてろれつが回らなくなり地面にそのまま倒れてしまったりもします。


3つ目は睡眠時無呼吸症候群です。

寝ている間に呼吸が止まったり呼吸が浅くなったりすることを言います。

睡眠時無呼吸症候群が続くと夜中に何度も繰り返し起こったことで睡眠が上手くできなくなり日中も眠気を感じて眠くなってしまいます。


4つ目は概日リズム睡眠障害です。

人の体は24時間の体内時計があり、生活リズムが狂わないようになっています。しかし夜更かしをしたり長時間病気で入院したり寝たきりの人だと昼夜のバランスが狂ってしまい夜に眠れなくなってしまいます。重度の人は仕事や学校へ行く事自体困難となってしまいます。

5つ目は睡眠時遊行症です。

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つまり夢遊病ですね。脳が寝ているのに体が起き上がって歩いたりする睡眠障害のことです。本人は自覚がないので周りの人から教えてもらうことが多いですね。

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睡眠障害の原因って一体?

睡眠障害の原因は主に5つに分けられます。

まず1つ目は身体的な原因です。

喘息や頻尿などの何らかの病気で痒みや痛みを伴ってなかなか寝付けないという原因です。身体的な原因は病気を改善することで症状がかなり緩和されていきます。

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2つ目は生活習慣の問題です。

夜更かししている人、不規則な生活を送っている人、生活のスタイルが結婚をしたり引っ越したりすることで大きく変化してしまった人は眠る機能が下がってしまい睡眠障害になりやすいです。

3つ目は精神的な問題です。

落ち込んだり嫌な気持ちになったりして追いつめられると人は鬱病になったりします。妙な脱力感と、何をしても気持ちが塞いでしまうのはうつ病かもしれません。不安な気持ちや鬱病は睡眠障害を招きやすいです。

4つ目は心理的な問題です。
仕事や家庭、対人関係などで何か悩みを抱えている人はストレスが溜まっていることでしょう。このストレスも睡眠障害を招く大きな原因です。

5つ目は服用している薬の問題です。

病気などで服用している薬がある場合、その薬によって眠れなくなっている可能性があります。

どうして睡眠障害と食事が大きく関係しているの?

睡眠はメラトニンセロトニンという2つのホルモンが分泌してリズムを作り出しています。このホルモンのバランスが乱れてしまうと睡眠が上手く摂れなくなって睡眠障害になってしまいます。

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食事は体内の睡眠バランスが乱れてくるとリセットする働きがあるんです。例えば睡眠に入る前にはメラトニンというホルモンが分泌されていくのですが不眠の人はこのメラトニンが上手く出ていないと考えられます。

メラトニンを上手く分泌させるためには食事で補助をしてあげたら良いわけです。

そうすることによって深い睡眠を得ることができるのです。こうやって食事内容で体内時計をきちんとリセットしていけば夜にしっかり寝て日中はきちんと活動できるようになるわけなんです。

まずは睡眠に悪影響な食べ物や飲み物をチェック!

睡眠に影響のある食べ物もありますが悪影響を与える食べ物や飲み物もあります。

1つ目はコーヒーやお茶などのカフェインが入っている物です。

コーヒーやお茶にはカフェインが入っています。カフェインは脳の中枢神経を刺激するので脳が覚醒してしまうんですね。眠る前にお茶やコーヒーは控えるようにしましょう。眠いのに眠れないという現象が起きてしまいます。

2つ目は辛い食べ物です。
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辛い食べ物は刺激が強く交感神経を刺激するので睡眠ができなくなります。唐辛子やにんにく、生姜、カレーライスなどは血行を良くしますが眠る前は控えるようにしましょうね。

3つ目は消化に悪い物です。

油っぽい食事や天ぷら、固い食べ物などは消化が遅く胃に長い間食べ物がとどまってしまいます。夜眠る時も胃に残っていると夜に眠れなくなります。

4つ目は偏った食事です。

ダイエットなどで肉や炭水化物抜きダイエットなどを行っていると睡眠に必要なメラトニンが分泌されなくなってしまいます。わざとご飯を食べないようにしている人は睡眠障害の原因を作ってしまっているかもしれません。

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朝昼晩の食事の摂り方、栄養素をアドバイス

夜に眠っている間もエネルギーはどんどん消費しています。朝起きた時にはエネルギー不足になっているので脳をまずは活発に働くようにしなければいけません。

朝食を抜いてしまうといつまで経ってもぼーっとしてしまってなかなか活動的になることができません。

朝はご飯やパン、果物などの糖類を良く摂取するようにしましょう。
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ブドウ糖は脳を起こしてくれますよ。また乳製品や納豆などの大豆製品を食事に取り入れることで脳を覚醒することができます。

さらにビタミンB12も朝食に欠かさずに食べて欲しい栄養素です。

ビタミンB12は体内時計を整えてくれるので睡眠障害に効果が高いです。ビタミンB12が多く含まれているのはレバー、あさり、しじみ、のりです。

昼ご飯はも夜ご飯までエネルギーを持続させるために食べると考えましょう。

昼は基本的に何を食べても大丈夫です。大体15時前後にエネルギーが最も消費されるからです。昼食をきちんと食べることで夜ご飯までにぼーっとせずに活動を維持することができます。

ただし、食後の仕事で眠くなってしまう方は、お昼の糖質を控えたほうが良いかもしれません。具体的には、そばと丼の炭水化物セットメニューなどは避け、主菜と副菜などのバランスがよい定食などを選びましょう。

夜ご飯は睡眠3時間前には食べ終わっておきましょう。

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和食のようにバランスの良い食事をイメージして作ってください。また乳製品やアーモンドをプラスすると消化ホルモンが多く分泌されて自然と落ち着いて眠くなることができますよ。朝、昼、晩でこうして食事にもメリハリを与えていきましょう。

睡眠をより高めてくれる食べ物とは

質の良い睡眠をとるためには睡眠を誘ってくれるホルモンが大事なのですね。幾つか紹介するので夕方や夜に意識して食べてみてください。

1つ目はメラトニン。

これがないと睡眠に入ることができません。メラトニンはたくさんの食べ物に入っていますよ。ご飯、かいわれ大根、スイートコーンがお勧めですね。

2つ目はトリプトファンです。

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トリプトファンは睡眠を誘発するセロトニンを作ってくれます。牛乳やバナナ、ハチミツや大豆製品に含まれています。
3つ目はラクッコピコリンです。レタスに多く含まれています。ラクッコピコリンは神経を落ち着かせ眠気を誘発してくれます。レタスの芯に特に多く含まれていますよ。

コップ1杯牛乳を飲むとか、バナナを食べるとか、少し工夫するだけで睡眠を促してくれる食べ物がたくさんあるのでぜひお試しください。

睡眠障害は毎日の生活習慣や食事から見直そう!

睡眠障害で悩んでいる人は普段の食事はどうでしょうか?朝は脳がしっかりと活動できるよう、夜は睡眠を誘うことができるようにそれぞれの時間に必要な栄養を取り入れた食事をしてみてください。栄養素が睡眠を助けてくれますよ。

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睡眠障害を治したり予防したりするためには規則正しく生活することと、食事を楽しく行うことが実はとっても大事なんです。楽しい、嬉しい、きれいなどと色々感じて食事をするとオレキシンという分泌が促進されるのです。オレキシンは眠くならないようにしたり眠くなったりする分泌を上手に調整してくれる働きがあるのです。楽しく美味しく食事をするようにしましょう。