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アルツハイマー型認知症を予防する食事

      2017/09/08

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アルツハイマー型認知症は、高齢になるほど脳が老化することで発症しやすくなる病気です。

アルツハイマー型認知症を食維持で予防しよう!

認知症

このため、アルツハイマー型認知症の患者さんの数は高齢化とともに増加しており、2020年には167万人に達する可能性もあるとのこと。自分や大切なご家族がアルツハイマーになってしまったら…と思うと心配ですね。

発症の原因に関しては、まだ解明されていない部分がある病気ですが、食生活で多少予防ができる可能があることが様々な研究で明らかになってきていますので、どのような食生活を送れば健康な脳を保てるのかをご紹介していきます。

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アルツハイマー型認知症とはどんな病気?

アルツハイマーになる

病気の概要

アルツハイマー型認知症 は、たくさんある認知症の原因の中で最も患者数が多く、認知症全体の 40~60%を占める病気です。

症状としては、初期・中期・末期に大きく3段階に分けられます。

まず、初期の段階では軽い物忘れの症状が現れますが、日常生活に支障を来たすほどではありません。中期になると物忘れに人格の変化や記憶障害がプラスされ、さらに末期に突入すると自発性が消失し日常生活を送ることが難しくなります。
この病気の原因となっているのは、タンパク質の「アミロイドβ」と呼ばれる老廃物。

これが脳で作り出され数十年かけて脳にたまっていき、脳細胞の破壊の元凶となります。

アルツハイマーが発症しやすい人のタイプ

病気の原因になっているアミロイドβを少なくしてくれるのが、インスリン分解酵素。ただ、インスリンが体内に多すぎる人は、この酵素の働きだけではアミロイドβを少なく出来ずに病気を発症してしまうのです。

主にインスリンが多い人は、2型糖尿病や糖尿病予備軍の人、肥満な人、運動不足の人達です。

特に食べ物を選ぶ際は以下のような食事には注意しましょう。炭水化物×炭水化物。インスリンの分泌量が多くなってしまいます。

  • ラーメン&炒飯セット
  • うどん&親子丼セット
  • ハンバーガー&ポテト&コーラ

また、高齢になるほど脳が老化するの発症しやすくなるので、45歳を過ぎたら誰でも注意をしておかなければなりません。特に70歳を過ぎると急激に発症しやすくなる傾向がありますので、十分な注意が必要です。

ただし、発症数は高齢者に比べると非常に少ないものの、18歳から若年性のアルツハイマー型認知症にかかる場合もあるので、若いからといって全くリスクがないとは限りません。

発症しやすいのは「女性」

これまでの統計データ見ると、男性よりも女性のほうの発症数が多くなっています。男性だからといって安全ということは決してありませんが、特に女性ほど発症を未然に防ぐアクションを意識して行っていくのが安心です。

アルツハイマー型認知症を予防する食べ物・飲み物

予防する食べ物

くるみ

よく見ると、くるみの形は脳に似ていませんか?実は、脳の働きをよくする食べ物とされています。血液の流れを良くしてくれ、年齢とともに低下する記憶力や集中力のアップにも効果的。空腹時にくるみをおやつとして取り入れたり、好きな野菜と一緒に粉々にしてポタージュ風にするのもおすすめです。

ニンニク

におい成分のアリシンは、脂質代謝を促す効果があります。このため、ステーキの横に添えてあること多いのですね。血液中の余分な中性脂肪やコレステロールを排出するので、肥満になってインスリンを多く溜め込まずにすみます。
また、抗酸化力もあるので、活性酸素による老化促進を防ぐ役割を担い、血液がサラサラになって疲労回復効果も期待できます。

納豆

納豆に含まれている成分のナットウキナーゼが血栓を溶かし抗酸化力が高く血液をサラサラにする作用があります。
寝ている間が最も血液が滞りやすいと言われているので、特に夜ご飯の献立に納豆を組み込むのがおすすめ。また、大豆食品は全般に予防に効く食材になりますので、お味噌汁にお豆腐をいれたり、飲み物に豆乳を取り入れたりするのもグッド。

炭水化物を控えめにしたいときに、納豆とお豆腐を一緒に食べると満腹感も出ますので、予防をしながらダイエットにもオススメの食べ方です。

ブルーベリー

ポリフェノールが多く含まれており抗酸化力が高い食材です。トーストやパンケーキに塗るジャムに、ブルーベリーを使用してみてはいかがでしょうか?

イワシやサンマなどの青魚を取り入れた献立がおすすめです。
青魚には、不飽和脂肪酸 DHA や EPA という成分が多く含まれており、アルツハイマー発症の予防になります。特に、秋に旬となるサバは「青魚の王様」と呼ばれるほど栄養価が高く、オススメのお魚です。
DHA や EPA が多く含まれている魚の油を取りやすくするために、ムニエルにしてみたり、冬は鍋にいれるのもおすすめです。ただし、魚の脂肪は酸化されやすいので、お店では鮮度の高いものを選んでくださいね。

(一方でお肉に関しては、焼くことで活性酸素が出やすかったり、体にはよくない脂肪が含まれているので、お肉中心の食生活は控えてください。実際に、お魚メインの食生活をしているグループとお肉中心の食生活を送っているグループに分けて脳機能テストをすると、魚中心の食生活グループのほうの得点が高いという結果も発表されています。)

ゴマ

黒ゴマに含まれるアントシアニンには強力な抗酸化パワーがあります。お弁当のふりかけやおにぎりにゴマを入れてみたり、野菜スープにまぜるのもオススメ。
また他にも、メチオニンという成分が肝機能の働きを助けたり、トリプトファンはコレステロールや血圧を安定させる働きがあったりと、栄養価の高い食材です。

老化防止

脳を老化させないために必要な食生活のポイントは、ご紹介した食材を混ぜ込みながら栄養バランスのよい食事をすることと、老化促進につながるコレステロールや塩分の過剰摂取を控えることです。

また運動不足になると余分な血糖が残ってしまってインスリンが増えてしまうので、暑い夏や寒い冬はなかなか体を動かすことを面倒に感じてしまう季節もありますが、状況に応じた無理がない運動も習慣化できると良さそう。さらに、30分以内の短いお昼寝
タイムを日々の生活に取り入れられると、アルツハイマーの予防になるとのことなので、できる方は食生活と合わせて試してみてくださいね。