不整脈にも食事が影響?注意するべき食べ物、おすすめフードを知ろう!
2017/09/08
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老若男女問わず発症することがある不整脈。特に加齢と共に増えることが多いですが、若い世代でも油断は禁物です。動機や息切れが気になって病院で診てもらったら「不整脈です」と言われ、驚いてしまった方もいるのではないでしょうか?
不整脈と食事の関係を知ろう!毎日の食べ物で改善を
そこで今日は不整脈についてお話したいと思います。不整脈とはどんな病気なのか?また、不整脈の原因となる食生活や、改善方法についてもご説明しますので参考にして頂ければと思います。
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不整脈ってなに?
心臓は血液を体へ送り出すポンプの役割をしていますが、そのリズムが乱れてしまうのが不整脈という状態です。心臓の筋肉は僅かな電気に刺激され動いています。その電気が上手く発生しなかったり、筋肉に伝わらなくなってしまったりするとポンプのリズムが乱れてしまい、脈拍に異常が出てしまうのです。
不整脈と聞くと「心臓病?怖い病気なの?」と感じる方もいると思いますが、やたらと怖がる必要はありません。もちろん重大なサインである場合もありますので、怖い不整脈と怖くない不整脈についてご説明します。
怖い不整脈
- 突然脈が早くなり、意識がなくなる。失神する。
- 動き始めに息切れがある。
- 突然動悸がする。脈拍が乱れている。
手首で脈を測るとわかりやすいので、このような症状に心当たりがある場合は1分間の脈拍を数えてみましょう。
※脈拍の平均
1分間に60~100回。60回以下で除脈、100回以上で頻脈となります。年齢や性別によって平均回数は異なるので、参考までに留めておいてください。
怖くない不整脈
精神的なものでも脈拍は変化します。急激な息苦しさや手足の痺れ、冷や汗などでパニックなり救急車を呼ぶ方も多いのですが、そういった場合は過呼吸である事もあります。
過呼吸は急なストレスや睡眠不足、疲れが原因でも起こりますので、怖がる必要はありません。ゆっくり呼吸をし、リラックスすることを心掛けてください。
余談ではありますが、過呼吸を起こした際に「袋を口に当てる」というペーパーバック法は危険ですのでお止めください。過呼吸の最中は酸素不足に気づきにくいため、ペーパーバック法で逆に酸欠に陥ってしまう場合があります。
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不整脈を悪化させてしまう食事
では不整脈と食事の関係についてお話します。脈拍と食事とはあまり関係が無いように感じますが、意外にも食事療法はかなり有効なのです。
動物性たんぱく質
脂身の多い肉、サラダ油、バター、揚げ物などしつこい料理はコレステロールの数値が上がる原因になります。こういった食事をする際には、食前に野菜料理を食べるようにしましょう。脂肪を分解してくれる作用があります。
※特にほうれん草、キャベツ、海藻類がオススメ。ナッツでも効果はありますよ。
砂糖
お菓子だけではなく煮物にも使われる砂糖、ブドウ糖やグラニュー糖、オリゴ糖もリスクが高まる食材の1つです。砂糖は自律神経の乱れに繋がるため、ストレスも大きな要因となる不整脈には好ましくない影響です。
※料理に使う場合は黒砂糖を。ブドウ糖の吸収を抑えてくれる作用があるので、糖尿病が気になる方にも是非。
炭水化物
実は炭水化物は砂糖と同じ意味。炭水化物から食物繊維を抜いたものは糖質です。パンや白米だけを食べて、あまりカロリーも脂質も摂取していないから良いだろうというのは間違い。ご飯と漬物とかは一見質素ですが、知らず知らずほぼ糖質と塩分しか栄養を取っていない…なんてことにもつながりかねません。
チョコレート、コーヒー
カフェインの多く含まれている食品です。特にコーヒーにお砂糖とたっぷり入れて・・・という飲み方は不整脈の方にとってとても体に悪い組み合わせとなってしまいます。
※カフェインは脈拍のリズムを乱す傾向があります。特に収縮の面で乱れがあるので、頻脈の方は飲み過ぎに注意を。
塩分
一見バランスの良い食事ですが、塩分の多い漬物、味噌汁、塩鮭を一緒に取っては塩分が多い食事となってしまいます。
またそうでなくても濃い味付けが好きな方は注意が必要です。高血圧は心臓の負担になります。喉の渇きやむくみの原因にもなるので、物足りないと思うぐらいの味付けにしましょう。
※醤油だけではなく、お味噌や塩でさえも塩分控えめのものがあります。調味料を見直すだけで、好みの濃さでも塩分過多を防ぐことが出来ますよ。
果物
特にジュースになっているものは避けましょう。体を冷やす作用があるうえに、冷蔵庫で冷えたものを飲んでしまってはかなりの悪影響です。体の冷えは血行が悪くなり、脈拍へ影響します。
※特にグレープフルーツやバナナ、マンゴーに注意が必要です。グレープフルーツは飲み合わせの悪い薬が多いので、服薬中の方は充分気をつけてください。
不整脈を改善する食事
悪化させてしまう食事があるように、もちろん改善させてくれる食事もあります。悪いものは1つでも減らし、良いものは1つでも増やしましょう。
緑黄色野菜
ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草やブロッコリー、紫蘇、モロヘイヤなど、つまりビタミンAを含む食品です。自律神経を整えてくれる作用があるので、積極的に摂取するよう心掛けましょう。
※油と摂取することで吸収率が良くなるため、炒め物にして食べるのがオススメです。ただし油の摂りすぎにならないよう少量の油を利用しましょう。
乳製品
カルシウムが多く含まれているため、イライラしがちな人はホットミルクを飲むなどして気持ちを落ち着けましょう。イライラはもちろん自律神経が乱れ、不整脈以外の不調の原因にもなります。
※小魚にも多く含まれていますが、どちらも苦手な方はサプリメントでも大丈夫です。服薬中の方は必ず医師に相談してください。
キャベツ、きのこや海藻類
食物繊維が多い食品を摂りましょう。特に脂っこい食事が好きな人は、食事の前に食べるのがオススメです。脂や糖分の吸収を抑えてくれます。
※なめこやワカメのお味噌汁などは大豆も摂れますし、体も温まるので不整脈には効果的です。温かいものを飲んだときのリラックス感も自律神経を整えるのに最適です。ただし、塩分摂りすぎにつながらないよう味噌は薄いかな?くらいの分量で大丈夫です。
大豆類
→大豆に含まれているレシチンにはコレステロールを下げる作用があります。そのため心臓への負担が軽くなり、不整脈には効果的です。
※摂りやすい方法としては豆乳がオススメ。お豆腐を食べる場合は冷奴ではなく湯豆腐で体を温めましょう。
玉ねぎ、ねぎ、ニラ、にんにく
→血行が良くなり、体を温めてくれます。どの食材も香りづけはもちろん、しっかり食べることも出来るので、お料理の幅が広がりますね。
※ねぎ類は辛味成分に効果があります。特に玉ねぎは水にさらしてしまうと辛味成分が抜けてしまうので、なるべくそのまま調理しましょう。
食事を気をつけるのはもちろんですが、生活習慣の見直しも重要です。ストレスが原因で発病することも少なくないので、日ごろから上手にストレスを解消していくことが大切ですね。バランスの良い食生活、睡眠をきちんと摂って健康的な毎日を送ってください。