加熱すると栄養が壊れる食材とは?その野菜、料理方法で栄養が減少しているかも!
2017/09/08
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体に良いから、この食べ物・食材は積極的に摂取していこう!
このように意気込むのは大変、素晴らしいことですが、ちょっと待ってください。その、体に良い食べ物・食材は、どのようにして食べていますか?
加熱で栄養が損なわれる食材
食材には、加熱すると、その高い栄養価が失われていくものもあります。
今回は、そのような、加熱をすると効果が半減してしまう食べ物・食材の情報をまとめましたので紹介したいと思います。
普段の食事に出てくる体に良い食材でも加熱すると栄養素が失われていくものは意外と少なくないんですね。それでは、代表的な食材を中心に紹介してみましょう。
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大根を加熱で美肌効果が減少!
大根はよく、煮物やみそ汁、おでんなどで使用されますが、実は熱に弱いということがわかっています。大根に含まれる、ビタミンCと消化酵素のジアスターゼの働きが加熱により失われていきます。
美肌・美白効果の元になるコラーゲンの生成の材料となり、風邪などの予防対策にも効果があるビタミンC。胃腸薬にも配合され、消化不良や胃もたれを改善・予防するジアスターゼは、酸化しやすく熱に弱いため、本来であれば大根は、サラダなどに添えたり、生のまま食べるのが効果的です。特に栄養価がぐんと上がる大根おろしがおすすめです。
山芋は加熱で酵素が損なわれる!
酵素を豊富に含む食材です。酵素の役割は非常に大きく、体外から取り入れた栄養素を全て酵素が効率的に吸収してくれます。どんなに高い栄養素でも体内でしっかりと吸収されなければ、効果は発揮されないため、酵素というものは人間の体にとっては大切な栄養素となります。しかし、酵素の場合は、40℃以上だと消滅してしまうため、加熱すると酵素パワーが無くなります。そのため、山芋に関しても、生のまま摩り下ろして食べるのがベターです。
納豆ごはんも注意!熱で豊富なムチンが半減!
納豆を熱々のご飯にかけて食べると効果が半減するという言葉を聞いたことがないですか?納豆に含まれる成分の中にムチンというものがあります。ムチンは人間の体の中にも存在するもので、主に胃腸などの粘膜を保護する働きを持っています。このムチンのおかげで人間の胃は強烈な胃液、胃酸から守ってもらっています。
このムチンは、ビタミンやミネラルも含む成分ですから風邪の予防などにも役に立ちますが、ムチンの弱点は熱に弱いというところ。ムチンにも熱に弱い酵素が含まれているため、これが、熱々のご飯にかけて食べると効果が半減するといわれている原因です。冷たいご飯にかけて食べろというと、さすがに辛い部分もあると思いますので、別々で食べるか、常温のご飯と納豆の組み合わせで摂取するのが効率的だと思います。
白菜はビタミンCが加熱で減少
お鍋に入れて食べると美味しさ抜群の白菜ですが、やはり、熱に弱いです。白菜には豊富なビタミンCが含まれており、ビタミンCはもちろんのこと、むくみの改善に効果があるカリウムという栄養素も水溶性であり、水に溶けるとその高い栄養素が外に逃げていってしまいます。
但し、カリウムの場合は、栄養素が壊れるわけではないので、お鍋などで白菜を食べる時は、汁も一緒に飲むことでカリウムを摂取できます。基本は生がベスト。シャキシャキ感がある状態の白菜はビタミンCが元気な時です。
栄養素を失わずに自分が美味しいと感じる食べ方を
4点の加熱すると栄養が壊れる食材をまとめましたが、どれも日常生活で食べるものばかりでしたね。
普段、何気なく火を通して食べているものでも、食材本来の高い栄養素が逃げていってしまうといった食べ物はまだまだあります。基本的には、ビタミンCなどを多く含む緑黄色野菜などは熱に弱いと思っておいたほうがいいでしょう。
生で食べるのが断然ベストですが、生が苦手な方は、完全に熱を通すのではなく、サッと炙る程度に火を通すと食べやすいかもしれないですね。できれば、自分が美味しいと感じる食べ方で、栄養素を吸収したほうが楽しいですから、この点も自分に合った方法で、高い健康効果・美容効果を失わない食べ方というのを試してくださいね。