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食事を変えてみんなで健康になろう。食事と健康は多くの人にとって一生切り離せない大事なテーマです。 食べることで体が作られ、その健康状態を維持するための重要な要素もまた食事。毎日の食事から健康になるのが1番ですよね。

風邪に効く食事とは?薬に頼りたくないなら食事に気をつけよう!

      2017/09/08

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季節の変わり目やストレスが溜まりやすい時期は、免疫力が低下して風邪を引きやすくなる方も多いのではなでしょうか?

風邪に効く食事

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ちなみに私は健康オタクだからか、2年に1回くらいしか風邪を引きません。(体調が悪いときの九割五分は二日酔い)…それでも辛いときは、あまり病院に行きたくないので「食べ物でなんとかしたい」と思います。

体調が悪いときは食欲もなくなって…と悪循環にならないように、しっかり栄養をとって風邪を早く治すための食べ物や飲み物をご紹介します。
(本当に辛い方は無理せず病院に行って下さいね!)

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風邪の原因や症状とは?

風邪

風邪の定義

幅広く使われている「風邪」という症状ですが、改めて定義を確認しておくと、ウイルスが粘膜から感染して炎症を起こす事で、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱を発症することを幅広く「風邪」と呼んでいます。

ただし、ひとつの病気をさす正式な病名ではなく、先述のような症状をひとくくりにしているだけなのです。

また、インフルエンザなどと比較すると、症状は軽いものをさし、普通は 2~3 日以内で長くても 1 週間程度で治るもので、熱はないか、出ても 37~38℃くらいのものです。

邪に注意が必要な時期

寒いと血液の流れが悪くなったり空気が乾燥することによって粘液が乾いたりするので、冬は風邪から身を守る力が弱くなりやすくなります。

また、空気が乾燥するとほこりが舞い上がり、ウイルスの飛沫を吸い込みやすくなるのも原因。

朝晩と昼間の気温差が 10℃近くになる春や秋、冷房を使う夏は屋内と屋外の温度変化が激しいときも、体がついていけず免疫力が低下しがちです。

さらに、疲れやストレス、栄養不足などで体力が落ちるなどの状況が重なると、風邪を引き起こすウイルスの感染力に負けてしまうので、どの季節でも風邪には注意が必要なのです。

日頃から疲れやストレスを上手に解消し、栄養の偏らない生活を送ることで、風邪を予防しておきたいですね。

風邪のときの過ごし方

とにかく横になって安静にしているのが一番です。

ただ時々、「お風呂には入らないほうがよい」という声も聞きますが、必ずしもそうではありません。入浴することで、体全体の血流を良くしたり、お風呂では湯気がたくさん出ているので、喉の保湿対策にぴったり。

また、風邪で熱があるときは汗もかきます。

お風呂に入って皮膚を清潔にすることで、発汗作用もスムーズに働き、ウイルスや細菌に対する抵抗力も高まります。

ただし、安静が第一なので疲れない程度の入浴にしてください。

お湯は適度な温度で、汗をかく一歩手前ぐらいに抑えておくのが目安。お風呂上がりは体の水滴をしっかり拭き取り体があたたまっているうちに、すぐ布団に入って休養をとるようにしてくださいね。

風邪に効く食べ物・飲み物

風邪に食べ物

ねぎ

風邪に効く食べ物といったら、とにかく「ねぎ」。長ネギや玉ねぎには、「硫化アリル」と呼ばれる成分が含まれていて、この成分が血流を良くしてくれ、発汗効果のある重要な役割をしてくれます。風邪をひいたときは、暖かくして寝ている間に汗をかくのが早く回復する近道。長ねぎや玉ねぎを食べやすいサイズに切り、お味噌やお好みの味付けをした野菜スープにして、風邪で弱った体の中に取り込むのがおすすめです。

かぼちゃ

ビタミンが豊富な緑黄色野菜は、風邪に効果的な食材です。その中でも、かぼちゃはビタミンAに変わる「βカロチン」という成分を多く含んでおり、粘膜や皮膚の抵抗力を高めてくれるので、風邪の予防や回復に効きます。βカロチンは皮やわたの部分に多く含まれているので、できるだけ一緒に食べてください。たとえば、かぼちゃと豆乳を、おろししょうがや塩とまぜたシチュー風のぽかぽかスープにして飲むのオススメのレシピ。また、おかゆの中に 1 ㎝角に切ったかぼちゃをいれて食べるのも、風邪で弱った体には優しい食べ方です。

卵はとにかく栄養豊富な食材で、風邪の回復に役立つ成分が「リゾチーム」と呼ばれる卵白に含まれる酵素です。体にとって有害なウイルスを溶かす働きがあり、殺菌効果抜群で免疫力を高めるので、風邪薬にも使われています。昔から、「風邪にはたまご酒」と、時々耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?たまご酒にするのもよいですし、たまご粥にして体の芯から温めるのオススメです。

みかんやキンカンなどの柑橘類

みかんやキンカン、グレープフルーツなどの柑橘類はビタミンCが豊富な果物。ビタミンCは、風邪の原因となったウィルスによって傷ついた細胞を修復し、早期回復にも役立つ成分です。これらの果物をお好みの配合でミキサーにかけ、水分補給も兼ねて生絞りジュースにして飲むと、体の中に栄養を吸収しやすく、飲みやすくなります。

レバニラ

風邪で食欲がなくなってしまった時に、お肉は少し摂りずらい食材かもしれませんが、成分としては風邪に非常に効果的なメニューです。まず、レバーはには「レチノール」という成分が含まれており、皮膚や喉、鼻、肺、消化管などの粘膜を強化しウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。また、ニラには血流を良くする働きがあるので、レバニラは風邪にオススメです。

くず湯や生姜湯

風邪のひきはじめには、体の芯から温めてくれるくず湯や生姜湯がオススメ。はちみつやレモンなどを入れてみると、良いおいしく飲めるのが試してみて下さいね。

熱がつらい風邪には、解熱作用のある梅がおすすめです。おかゆにいれいるのも良いですし、うどんにのせて食べるものも良いですよ。また、「しそ」も寒気や解熱作用に効く食材。食べやすいサイズに切りきざんで、一緒に食べるのも和風風味のレシピになりおいしく食べられます。

風邪から回復

風邪を引いたときに、今回ご紹介したオススメの食材で早期回復していただけると幸いですが、日頃から風邪の予防としてもこれらの食材を取り入れておくと、免疫力も高まり、風邪に負けない体つくりができます。

また、食生活を気を付けるだけでなく、温度変化が大きいと風邪をひきやすくなりますので、服装も上手に重ね着をして、温度調節をしやすく生活していくなどの工夫も凝らしてみてくださいね。
(本当に辛い方は無理せず病院に行って下さいね!)